弊店では、「LUXKIT・A-3300」というプリアンプを使ってお客さまにジャズを聴いていただいております。

 

毎月第3土曜日に開催しております「ジャズCD鑑賞会」の折に、いつもよりも少し大きな音で聴いていただいておりますが、時々「左CH」の音が途切れたりする現象が何度か起きておりました。

せっかく「CD」をお持ちいただいたお客さまに申し訳ないことでした。

 

気になっておりましたので、この「LUXKIT・A-3300」をメンテナンスしていただきました「ブログ友」さんにお話ししましたところ、「送ってください。確認してみます!」と快諾をいただきました。

お忙しいところ、急ぎでメンテナンスしていただき、先日戻って来ました。

久しぶりの対面です。

 

一緒に同封されていました、交換された「部品」です。

「ボリューム」、「ロータリー・スイッチ」、「9ピン・真空管ソケット」です。

 

修理の内容が、丁寧に書かれていましたが、かなりの「手術」だったようです。

新しく購入された、「ボリューム」と「ロータリー・スイッチ」です。

この新しい部品は、そのまま付け替えると言う訳にはいかなかったそうです。

「LUXKIT」の「ボリューム」と「ロータリー・スイッチ」の軸は、「ローレット タイプ」になっていて、「ノブ」を挿しこむようにギザギザ状になっています。

この「ローレット タイプ」のものは、入手が難しいようです。

 

そこで、今回は改良して対応していただきました。

入手した物の「軸」を切って、ドリルで穴を掘り、その穴を「タップ」でネジを切って真鍮製の「ローレット」をネジ込むように改造して対応いただきました。

細かな面倒な作業のようですが、「LUXKIT」のタイプの「ボリューム」と「ロータリー・スイッチ」に変身しました。

 

メーカー製のものは、そのメーカー独特の部品を使っていることが、多々あるようです。

メーカーに部品が残っていればいいのですが、何十年も経つと、交換部品も無くなってしまいます。

そうなると、たった一つの部品が無いために、機器全体が使えなくなることになり、廃棄ということも考えられますね。

 

今回は、面倒な作業をしていただき、弊店の「LUXKIT・A-3300」も、もう少し生き延びられそうです。

 

こんなメンテナンスをしていただけるのは、なんともありがたいですね。