昨日の事件で情勢がかなり大きく変化したと思います。

 

自民は一人区の殆どを取る可能性が濃厚です。(長野・沖縄・新潟は微妙です)

比例も当初予想より大きく上を行く可能性が極めて高いです。【選挙区:48、比例:22】

 

公明は大きな変動はありませんが、自民が比例で大きく伸ばすため、現有議席維持は微妙です。【選挙区:7、比例:6】

 

立民は一人区の減がそのまま議席減に直結します。比例も伸び悩むが当初より折込済だったのでそこまでの下振れはないかと思います。【選挙区:8、比例:8】

 

維新が正直一番判断が難しいです。保守系無党派が一番入れると思っていたので、その票の多くは自民に流れると思います。

その為比例でも当初予想を下回り、比例で野党第一党は微妙かと思います。また複数人区で最後の一議席を争ってるところがありますが、その票も自民に流れることから関西以外では当初予想より伸びを欠くと思います。【選挙区:5、比例:8】

 

共産も大きな影響は無いでしょうが、比例の伸びは欠くと思います。【選挙区:2、比例:3】

 

国民は選挙区での議席獲得が微妙となり、比例も保守系無党派の票が自民に流れるため、複数議席確保出来るか微妙と思われます。【選挙区:0、比例:1】

 

れいわは選挙区では当落線上の戦いであり余談を許しません。比例も当初より伸びを欠きます【選挙区1、比例:2】

 

N党や参政についても保守系無党派の票が流れると予測されてましたが、その票の多くが自民に吸い寄せられるため、議席獲得は微妙と思われます。

 

社民は当初より厳しい情勢でしたが、状況は変わらず非常に厳しい情勢かと思います。

 

その他、野党系無所属で4議席が見込まれます。

 

投票率は当初予想より大きく跳ね上がり

52%56%61% 

 

上記のように予測します。

 

末筆となりますが、安倍晋三元総理のご冥福をお祈りいたします。

正直、全体分析からいえば結構簡単です。

 

自民(現状維持~やや増)

公明(現状維持)

 

立民(やや減)

維新(やや増~快勝)

共産(微減~現状維持)

国民(微減~現状維持)

社民(議席0)

れいわ(横ばい~微増)

N国(議席獲得なし)

参政(0~1)

 

今回はメディア戦略を駆使してきた維新が勝てるか否かを見る選挙と言って過言ではないでしょう。

特に近畿圏以外での伸びがどこまであるかが最大のポイントです。

また、自民は野党共闘(立民・共産・国民)を崩したことで東北などの1人区で議席奪還する場所が複数ありそうです。

立民は野党共闘しなかった事が大きなダメージとなります。特に注目なのが京都選挙区で、泉代表のお膝元で福山幹事長が落選となった場合、代表の進退問題に発展する可能性が高いです。

 

そして最も重要なのが投票率ですが、今回は国政選挙として過去最低になると思っております

39%~42%~45%

この低投票率がどこを利する事になるかは読みきれません。最近の国政選挙をみると都心部は低投票率の底を這ってる感じで、地方部が毎回数%ずつ下落してる形です。今回は都市部で40%前後、地方部で45%前後まで落ちていくのではと感じています。

国政選挙から市議選まで有権者としての権利をこれまで全部行使してきたことを唯一の誇りとしている者としては一人でも多くの方に投票に行って欲しいと願うばかりです。

国民民主が維新との連携を視野に入れるとあった。

正直、企業労組の代弁者と自称既得権益の壊し屋って水と油だと思うんだけどな。

 

ただ、選挙が終われば国民に用は無くて、全ては永田町の論理&数の論理で事が進んでいくのもいつものこと。

 

今回の選挙を振り返っていたら、ふと似た光景を見たのを思い出した。

 

第40回総選挙(1993年)

そう、55年体制が終わり、新党ブームが起きた選挙だ。

 

自民党の宮澤首相が政治改革をすると言いながら遅々として進まず、「嘘付き」と自民党のホープだった小沢一郎らが内閣不信任決議案で不信任の白票を投じた。

 

その後、自民党から飛び出し新党を立ち上げた。

新生党(羽田孜、小沢一郎、渡部恒三、二階俊博など)

新党さきがけ(武村正義、鳩山由紀夫など)

 

さらに前・熊本県知事だった細川護煕が政治改革を旗印に国会議員0名のところから新党を立ち上げた。

 

結果は、自民は1議席増であったが、新生党、日本新党、さきがけが議席を大幅増。

どこが落としたかと言えば、日本社会党。136から70議席とほぼ半減となった。その部分が全部新党3つに行った。

 

でも新生党とさきがけは一方でミニ自民党や第二自民党とも言われてた。

何か今回の選挙とリンクしませんか。

 

ちなみにこの選挙で初当選したのが

自民:安倍晋三、岸田文雄、野田聖子

日本新党:枝野幸男、小池百合子、野田佳彦、茂木敏充

など現在の与野党で主要人物となってる議員が多くいる。

 

この選挙と今回の選挙の共通点と思われる部分は以下のポイントと思う。

①有権者は自民党に飽きてはきている。

②ただ、中道右派(昔の言い方)を求めている。

③中道左派はきっかけがあると議席減に繋がる。

 

確かに今回伸ばした維新や国民民主は第二自民党的立場である。

ただ、前回と決定的に異なるのが、第40回総選挙では公明が非自民非共産政権樹立のために新生党やさきがけと共闘体制を組んでいた。

いまは10年以上自民・公明が一体となった選挙を行っている(一部エリアは除く)

 

自民党にとって生命維持装置が公明党である。万一公明と袂を分かつ事になると都市部で3万票、地方でも1万数千票が自民党候補者から消える。これは自民党にとって存続の危機である。

公明党にとっては自民が与党転落すればメリットがゼロとなる。むしろ脅威は維新である。政策的にはより自民党に近いのは維新だろうし、大阪の選挙区も維新とぶつかったら全て飛ぶのは見えている。

 

立民にとってはこのあとの選択が全てを決める。

連合と手を組んで共産を切り捨てた場合、小選挙区で都市部1万5千~2万票、地方でも1万~数千票が消える。正直かなりの議席がさらに無くなる。

一方で連合ではなく共産を選んだ場合、連合票が国民民主と維新に行く可能性が高い。小選挙区でのダメージは少ないだろうが、比例では数十万票のダメージは確実だ。(もっとも連合にそこまでの集票能力が既に無い可能性もあるので見極めが必要)

 

また、選挙区をみると東日本は立民は強いが近畿以西はかなり厳しい。

維新のメディア戦略の成功とも言えるし、立民が東日本では一定以上の評価があるとも言える。

 

立憲が中道政党としてウィングを広くするためにはまず大幅な世代交代。今回立憲候補で敗れた中でも今井瑠々など若い候補を参院選(今井瑠々は年齢制限で立候補できないが)で擁立する。

次に自民と同様にある年齢以上は小選挙区・比例区との重複を認めない。や一定回数落選か比例復活当選のみの候補には引退を突きつけるなどして行かないといけない。

 

民主党政権時代は功罪色々あり、また東日本大震災が無ければって部分も多数あるので評価は難しいが、イメージが良くない(=安倍晋三のレッテル貼りの成功)以上、党の顔役を変える必要がある。

複数回連続して小選挙区で勝ち続けている衆議院議員が理想だがなかなか居ないのが痛い。