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どこかの誰かのブログ

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自宅から職安へ、そして川沿いの某プロムナードを経て、ブックオフをうろついて帰ってくるというのが、職探し中で暇な僕の定番の散歩コースだ。

ブックオフでは、法律と心理学の本を主に探してみる。

今日は、『労働契約法入門 』(日経文庫、山川 隆一)と、『わたしから社会へ広がる心理学』(北樹出版、金政 祐司、 石盛 真徳)を購入。

『労働契約法入門 』は105円だったので無問題だが、

『わたしから社会へ広がる心理学』は定価の半額以下ではあるのだが、1,300円と、失業中の身には若干割高に感じられる。amazonで中古を調べてからにしたほうが良い気もしたのだが、まぁ、ここはせっかくぶらついていて見つけた本だから良いか、と思ったのだった。

後でamazonで調べると、1円から出ていた。ネットオフでも2円で出ている。実は『ワークショップ 人間関係の心理学』という本も買おうかどうか迷って辞めたのだが、これもブックオフでは1,100円、amazonのネットオフだと5円で出ている。恐るべし、amazon。
買わないでおいて良かった。

新品を買わなくて著者さんには申し訳ないが、大学の教科書として学生に買わせているんだろうし、教員としての給料も、私のような失業者・貧乏人には羨ましいほどもらっているのだろうから、まあ、いいだろう。

さて、散歩しながら、昨日からの落ち込み感についてあれこれ考えていて、ふと思うことがあったのである。

つまらんことだけど、別の記事で書くかもしれない。
何もしらないと
たくさんのことを
見落としてしまう

何かを知ることは
色眼鏡にも
なってしまう


 図書館で予約して6ヶ月、やっと『山登りはじめました』(鈴木とも子 著、メディアファクトリー 刊)を借りることができた。失業する前なら、自分で買って読んでいたところだが、今は悲しいかな、出費を抑えようとする心理が働いてしまって、本もできるだけ図書館で借りて読もうと思ってしまう。それと最近は、出費だけじゃなくて、本を保管する場所がなくなってきたというのもある。

 草津白根山、常念岳、八ヶ岳・天狗岳、屋久島・宮之浦岳、槍ヶ岳、についての山登りまんがエッセイ。とても楽しく読めて、あぁ、自分も行きたいなぁと思わせられる。

 実は、30年ぐらい前、常念岳、槍ヶ岳には、多分登ったことがある。多分というのは、嫌々人に連れられて行ったので、はっきり覚えていないからた。
 槍には確かに登った記憶がある。肩に食い込むリュックが痛かったけれど、
若かったので体力的にはそれほどきつくなくて、こんなものか、と不遜にも思った記憶がある。
 せっかく3,000m級の山々に連れて行ってもらう機会があったのに、山登りが自分の趣味にならなかったのは、今思えば、とても残念なことだ。山で観た星空は、本当に綺麗で素晴らしかった。流れ星も沢山観たような気がする。

 体の手入れをして、また行ってみたいと思う。

 そして、こういう本の中にも、いや、こういう本だからこそか、最初に引用したような言葉に、日々の生活を反省させられる。
 小雨が降る2月のある日、僕は地下鉄の築地口から、金城埠頭線を西に向かって歩いている。

 僕は左側の歩道を歩いていたのだけど、中川橋で工事が行われていて、歩道が使えなくなっている。反対側に回らなければいけないのかなとは思いながら、そのまま車道に出て先へ行こうとすると(何故なら僕の目的地はこちら側にあったから)、そこにいた警備員が近づいてきて、「こっちは通れないから反対へ渡ってください」と教えてくれる。
 彼の顔は冬なのに真っ黒に日焼けしていて、雨具を羽織ってはいても、雨に濡れて光っている。凄く精悍な顔を笑顔で崩して、彼は優しく教えてくれるのだ。
 僕は、すいません、と声をかけて一礼して、反対側へ渡る。

もしも僕が画家だったら、警備員を描きたい。

北川民次が瀬戸の陶工を描いたように、警備員を描きたい。

僕は失業者だから、僕自身が、真っ黒に日焼けした、優しい笑顔の警備員になりたい。