そろそろ医療の費用対効果を考えてみませんか? 

なんて本が売られていますが、実際の現場でも思うことは多々あります。
①重度認知症の方に対する認知症治療薬
②コロナ患者に対する抗ウイルス薬
③SGLT-2阻害薬
etc
 
必要な患者に必要な薬であれば良いのですが、最近の薬はあまりに高い。
そして負担割合が低い、或いは負担がないのを良いことに、無駄遣いが多い。
自身では極力無駄な使用は控えてはいますが、無駄を無駄と思わない医者が多いのも現実です。
そして、医療費を抑えようと頑張っている医師が多くても、無駄な薬を多く使う医師が少し居れば、医療費は高くなってしまいます。少しずつの節約しても、浪費により一瞬で吹き飛ばしてしまうようなものでしょうか。
 
国全体の医療費はうなぎ上りですが、何とかしたいと思う反面、良い手立てが見つからないです。