ダンゴムシに心はあるのか 新しい心の科学 (PHPサイエンス・ワールド新書)

「心って何」という疑問に向き合いながら、実験と検証を通じて、生き物のあり方にせまる一冊です。虫が好きなお子さんなら中学年からでも読めるでしょう。虫の挿絵もシンプルでリアル感は低いので、虫の写真が苦手なお子さんにも読んでもらえます。ファーブル昆虫記を夢中になって読んでいたなら、頃合いをみてそっと渡してみて下さい。「ダンゴムシ」という身近な虫の名称と「心はあるのか」という問いかけに、きっと手に取りたくなるはずです。

私はダンゴムシを、心の存在を実感するためのパートナーとして選びましたが、心を見いだしたいと思う対象は、人によってさまざまでしょう。もしあなたが心の存在を実感したいと思う対象があるならば、その対象から予想外の行動を引き出すために、未知の状況を設定しなくてはなりません。ただ、未知の状況を設定するには、その対象にとって未知でない、日常的な状況を先に知らなくてはなりません。

夏休みの自由研究で「心を探す」旅に出るのも面白いと思います。
 
読み終わった子供に感想を聞いてみると
「虫にも心はあった。生きているもの全てに心はある。生きていないものにも心があることがある」
と新たな発見をしていました。