負けたら即引退試合!~スターダム@横浜アリーナ(2025.4.27) | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

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不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

先週の話。

当稚ブログでも時々登場する女子プロレス「スターダム」。

これまでは後楽園ホール大会へ一緒に行こうと誘われた元仕事取引先の方と実券購入して観戦してきた。

ところが、その方の関係会社がスターダムに関わる仕事をしていたそうで、4月27日の横浜アリーナ大会に招待が出来ると、開催1週間前になってアナウンスしてきたとの事。

ありがたい事にわたくしの分も申請してくれてタダで観戦!

上掲画像では判り難いですが、この日のメインは負けたら即引退が決定すると言う結構乱暴な(笑)試合が売りとして発表された。

その試合は現ワールド・オブ・スターダム王者に上谷沙弥とスターダムのアイドル要素を一手に引き受けていた中野たむの一戦。

ちなみに上谷選手は元々は中野らと活動していたが現在はヒール・チーム「H.A.T.E」の一員。

この日も反則行為はあるものの「H.A.T.E」のメンバーの乱入や過度なセコンド作業は一切無し。

そういう意味では、珍しく1対1の試合。

最終的に26分9秒現チャンプ上谷選手の勝利。

その後、2人はずをっとリングに寝転んで残り、なんだかんだいいながら互いの想いを語り合い、2人一緒に花道を歩いて戻り、最後にもう一度2人でしゃがみ顔を寄せ合い振り返るや、中野選手がリング上空辺りを人差し指を上げ差すと、それが合図のように客電が一斉に落ちた。

場内真っ暗。

プロレスではなく演劇を見終えた感覚…。

もちろんプロレスは純然たるスポーツではなく、スポーツ・エンタテインメント。

しかしながら、あのラストだと、ここまで両者の確執を引っぱって最初から本人が所望していたであろう中野たむ引退の花道をドラマチックに演出したかっただけという結末を露呈した結果に映った。

プロレスは何でもあり。

一緒に観戦した知人は「あのラストは、正直ちょっと引きました。」(苦笑)とリアクション。

 

それと、この日であと2人も「スターダム」との契約が終わる選手が出た。

1人は、なんと団体のエースでありスターダムのアイコンである岩谷麻優。

IWGP女子チャンプの彼女が初の2桁防衛を決めるか?と言う試合で、チャレンジャーの朱里選手に負け、「新たな道を行く」とマイクで言い去っていった。

後日、スターダム創始者がスターダム経営陣と決裂し作った「マリーゴールド」への移籍を発表。

もう1人は、唯一レギュラー参戦していた外国人選手のテクラだ。

団体社長岡田氏との確執ショーで「素行不良でクビだぁーーー!」と言い渡されて、スターダムを離れた。

 

個人的にはこの日、今、観戦していてハズレがまず無いと思っている鈴季すずの試合が、やはり一番面白かった。

この日は、盟友ながら袂を分かった星来芽依と結果デスマッチに。

両者流血の凄惨たる試合。

鈴季選手がスカイツイスタープレスから押さえ込み3カウントを取り勝利。

ただ、鈴季選手はこの1年足らずでずいぶんな膨張ぶりを見せていて、ストレス過食とかじゃなきゃ良いがと心配している。

プロレスラーはある程度贅肉がある方が技を受ける際にクッション代わりになるが、あまり肉付きが過ぎると関節保持や動きの鈍さに繋がり、怪我をしてしまう可能性が高くなる。

その辺り大丈夫だろうか…?

 

他には、ジジイがつい惹かれてしまうのは、レジェンド現役の堀田祐美子選手シングルマッチとか、

WWEと契約もした現センダイガールズプロレス社長でもある里村芽衣子登場のタッグマッチなど、

嬉しい限り。

堀田選手は吏南選手とのシングルマッチで勝利。

里村選手は同じセンダイガールズ所属の岩田美香とYUNAを引き連れ、安納サオリ、なつぽい、さくらまやとの6人タッグ戦。

こちらは、引退を表明している里村選手が見事勝利し、里村組がウィナーとなる。

 

他にも、

今のスターダムを代表していると思える2名スターライト・キッドvsAZUMIのワンダー・オブ・スターダム選手権試合。

こちらはスターライト・キッド選手が防衛。

また、センダイガールズのベルトセンダイガールズワールド選手権試合で巨漢チャンプの橋本千紘にスターダムの大型選手である舞華が挑戦。

結果はチャンプ橋本選手の迫力のパワーボムで防衛勝利。

あと、同門対決タッグ戦となった、羽南&飯田沙耶vs葉月&コグマ戦も。

こちらは、ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合で、チャンピオン・チームの羽南&飯田組が防衛勝利。

ちなみに第1試合は、フューチャー・オブ・スターダム選手権試合の妃南vs八神蘭奈戦で、妃南選手が防衛だった。

他に第0試合で、その他選手によるバトルロイヤル戦もあったが、残念ながら自分達が入場した時点で終わっていた…。

全試合の公式レポートは下記をご参照下さい。

 

 

本大会「カードファイト!!ヴァンガードDivinez presALL STAR GRAND QUEENDOM 2025」は、主催発表は7000人以上でスターダム最多動員と謳っていた。

実際に場内は形にもなっていたが、相当数の招待客動員もあったようだ。(自分もそれで観戦出来たのだが…)

おそらく、開催1週間前に中野たむ引退の場でもあるのに、この券売状況ではヤバい!と思って関係各所に大量招待依頼を申し出たのだと思う。

それは正解であると思うし、1週間前でGWに差し掛かるタイミングでこれだけ実際に招待ながらも観戦者を掴まえられるスターダムはやはりすごい団体であり、多くの人の注目・関心がある事を証明出来ている。

誘ってくれた知人ともども、また大会場興行で招待が出るようなら喜んで行くよね!と笑い合って乾杯した。

 

また、後楽園大会や岩谷参戦時のマリーゴールドも後楽園ホールで観戦してみたい。

知人に心より感謝です!