昭和に名曲の数々を残してきた作曲家が次々と旅立ちます…。
今回は、小林亜星さん。。。
マスコミでも多数その手掛けた楽曲群を紹介しています。
レコード大賞受賞作“北の宿から”、ドラマ「裸の大将」主題歌“野に咲く花のように”、CMでも日立グループ“この樹なんの樹”、明治製菓“チェルシーの歌”、レナウン“ワンサカ娘”、ファミリーマート“あなたとコンビニ。ファミリーマート”等々、さらに子供向け番組主題歌でも「科学忍者隊ガッチャマン」、「狼少年ケン」、「河童の三平・妖怪大作戦」、「ひみつのアッコちゃん」、etc…。
その風貌からは想像出来ないとても可愛らしい、また哀愁加減が程良い、そんな作品が多いです。
しかし、個人的にはどうしても一番の印象は19070年代の大人気テレビドラマ「寺内貫太郎一家」で主役を張った事になります。
毎週欠かさず観ていました!
あの時点でも、もう絶滅寸前の古き昭和の不器用でカッとなる職人を堂々と演じてました。
一作曲家にもかかわらず、大人気ドラマの主役を演じ、高視聴率を取り、文字通り体当たりでぶつかり共演したアイドル時代の故・西城秀樹の腕を骨折させたほど。
その西城秀樹に、女性アイドル歌手だった浅田美代子、演技派の加藤治子、超個性派女優の悠木千帆(後の樹木希林)らを従えての主役ですからねー、すごい!
(浅田美代子以外、皆鬼籍に入られました…)
そう、この方、何度も言いますが一作曲家なのに、テレビドラマに飽き足らず映画でスクリーンデビューも果たし、バラエティ番組の司会までもやってしまうまさにマルチタレント。
本当に多才な方でした。
5月30日、心不全のため死去。
享年88歳。
音楽、テレビコンテンツ、多くの名作をありがとうございました。
心よりお悔やみ申し上げます。