訃報:森川正太と筒美京平 | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

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不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

驚く訃報が続くなぁ。

 

エディ・ヴァン・ヘイレンの訃報で驚き「世界中の音楽ファンがガッカリするだろうなぁ…」なんて思っていたら、昨日は日本の大御所作曲家の“筒美京平”氏がすでに夜を去っていたなんて。。。

筒美氏の作品はまさにリアルタイムで数多くのヒット曲を耳にしてきた世代なので、何か「失ってはいけない大きなもの」が消えたような感覚である。

「木綿のハンカチーフ(太田裕美)」、「また逢う日まで(尾崎紀世彦)」、「ブルーライトヨコハマ(いしだあゆみ)」、「魅せられて(ジュディ・オング)」、「真夏の出来事(平山三紀)」、「17才(南沙織)」、「さらば恋人(堺正章)」、「お世話になりました(井上順之)」、「私の彼は左きき(麻丘めぐみ)」、「男の子女の子(郷ひろみ)」、「飛んでイスタンブール(庄野真代)」、「たそがれマイラブ(大橋純子)」、「時代遅れの恋人たち(中村雅俊)」、「セクシャル・バイオレット No.1(桑名正博)」、「サザエさん(アニメ)」、あ~、もう挙げたらキリがない!!

有名な作曲家は多々いた。

だけど、筒美氏の作品は「日本人にフィットする哀愁はあるが断じて演歌ではない」部分=「洋楽の影響と研究に秀でていた」部分が大きいと思える。

とにかくポップなのだ。

80代に入り、どんな最新ポップスを生み出すか、楽しみにしていたが…とても残念です。

そんな偉大なる作曲家のデビュー作品をご存知だろうか?

1966年に発表した「黄色いレモン」というレコード。

なんか「レモンが黄色いのは当たり前やんかー!」と突っ込みたくなりますが、詞は橋本淳氏ですから。(苦笑)

で、この作品は実は合計7アーティストもが1年かけてリリースするという競作で、作曲家デビュー曲がこんな破格の扱いを受けるということが、すでに特別な存在であることを証明しています。

ちなみに、その1番最初にリリースされたバージョンがこちら!

藤浩一さんが歌うバージョン…この声…聴いたことありませんか?

現在、毎週金曜日の夜7時にMXテレビを観てるような方なら、すぐ判りますね!

そうです「仮面ライダー」のテーマ曲を歌っている方。

そしてこの藤氏は日本最大のヒット曲を自身が改名したのちに放つのです…そう、あの「およげ!たいやきくん」の子門真人氏なのです!

改めて筒美京平氏に心からお悔やみ申し上げます。

享年80歳。

 

 

そして、今朝の事。

筒美氏以上に個人的には驚き大声が出てしまった。

俳優の森川正太氏の訃報。。。

もう、日本テレビの学園・青春ものに欠かせない名脇役でした。

「おれは男だ!」、「おこれ男だ!」(共に森田健作主演)、「飛び出せ!青春」(村野武範主演)、「俺たちの旅」(中村雅俊主演)、「俺たちの朝」(勝野洋主演)、等々、当時の日テレの名プロデューサー岡田晋吉氏の作品の常連俳優さんでした。

どこかスッ呆けたコミカルさを持ちつつも、良くも悪くも一途な思いを持ち、ついエエ格好しいな役をやらせたら天下一品の俳優でした!

やはり「俺たちの旅」の“ワカメ(あだ名)”役が記憶に強く残っています。

結構、改名が多く、もともとは沖正夫だったが、森川正太になり、その後は森川章玄と名乗っていたりもした。

途中から、俳優を離れ、結婚式の司会や飲食店経営などに移ったが、5年前から劇団を立ち上げまた俳優業再開していたんですね。

知っていたら観に行ったのに…。

ちなみに特技が曲づくりだそうで、「俺たちの朝」の挿入歌にもなった「光こぼれる時に」は自身の作曲/歌唱。

享年67歳、森川氏にも心よりお悔やみ申し上げます。