川と言っても隅田川や荒川のような大きなものでなく、住宅地などを流れる小ぶりな感じのもの。
明治~大正時代は小川として、昭和になってドブ川と呼ばれ、挙句現代では蓋をされ遊歩道と化したような川に魅かれてしまう。
遊歩道ならまだしも、暗渠となり中途半端な狭い道となってしまった川などに一種ロマンティシズムのようなものを感じてしまうほど。
2014年最初の「モヤモヤ ブラ 散歩」は、ほど近い場所にありながらもまだ行っていなかった「善福寺川」に沿う和田堀公園~善福寺川緑地を訪ねてみた。
昨日も今日も、日本にとてつもない寒波襲来とニュースで謳っていながらも、東京は晴天で風もなく過ごし易いので、外出したくなり正午過ぎにチャリに乗って出発!
自分の中で「ここが和田堀公園の入口だろう」と思っていたところを入ると、全く違う場所だった…。
仕方ないので、住宅地をショートカットで抜けるイメージで善福寺が流れているだろうと思われる方向へ向かうものの完全に迷宮に迷い込んだ…。(苦笑)
早くもモヤモヤ状態。
挙句、財布を忘れたー!!と気付く。
もう大の大人が、わずか1円も持たずのブラ散歩となってしまった。。。
昼食は外で食べようと、家で昼メシも食べずに出たのに…。
それでもグルグルと徘徊。
公園であれば大きな木が何本もあるだろうということで、高い木が何本も固まって見える場所を見つけそれを目印に進んで行く。
するとどうやら和田堀公園の最東箇所と思われる辺りまで来る。
なんかいい感じの道に来た。

ここからしばらく進むと「大宮八幡宮」の鳥居を発見。

「大宮八幡宮」境内の地図を見ると、本堂の手前を右に抜ければそこはもう和田堀公園らしい。
神社内を自転車では通行できないので、ここで自転車を止め、正月太りの身体を動かすべく本当の散歩を始める。
地図に従い、神社の北門を抜ける。

ここがもう和田堀公園の一部。
神社側が高台になっていて善福寺川を挟んだ逆側も公園の一部。
和田堀公園は善福寺川を挟んで成り立っている。
そのまま高台側を川に沿って歩く。
そして川を渡り逆側へ移動。

「おくまいはし」を渡り、橋の上から来た方に向かって善福寺川を撮影。

そして引き続き川に沿って歩く。
しばらく歩くと遊具が設置されている広場に出る。

「ヒコーキ広場」と言うらしい。
理由は、飛行機を模した遊具があるからだろう。

でも、ロケット型の遊具もある。

船を模した遊具も。

これら乗り物の遊具に相まって、こんなものも。

「ぶらぶらストレッチ」と言う名の、ぶら下がり健康機具。
腰痛の私は腰を伸ばすべく利用させていただきました。(笑)
で、実はこの「ヒコーキ広場」から西が「善福寺川緑地」のエリアになるらしい。
そのまま歩くと今度は「杉並児童交通公園」なるものに遭遇。
今度は汽車型の遊具が。

その先には線路も。

線路は途中で途切れるも、その先には杉並駅なるものを発見。

そしてこの「すぎなみえき」内にはなんと本物の機関車D51が!

運転席も公開しており、子供が楽しそうに遊んでいる。

引き続き、善福寺川沿いを西へ進む。
冬になり剪定され枝葉を落とされた木々を見つけた。
なにかとても「冬の公園」という感じの光景。

モノクロの方が雰囲気が出るかと、敢えて…。(笑)
そしてついに和田堀公園~善福寺川緑地の最西部に到着。

そして再び、来た道を折り返す。
折り返すやいなや、ふと懐かしい感じの景色が目に留まる。

画像手前のコンクリートの杭と道路を挟んだ先の石製のブロック壁が、遠い記憶の果てにある昭和の光景として映った。
そして、視線を上にあげこの御宅を見ると、なんと昭和の庶民的な日常の光景とはほど遠い、天文観測所が築かれていた!

そのギャップが個人的に面白くて。(笑)
そして、大宮八幡宮のそばまで来ると噴水のある池に鴨たちが優雅に泳いでいた。

和田堀池だ。
あいにく、噴水と鴨はよく判らない写真になってしまった。
和田堀公園はバーベキューも出来るエリアがあるそうだ。
初夏には、バーベキューしながら散歩、サイクリングなんてのも良さそうです!
とにかく本日は、いい運動になりました。
※今年からテーマに「モヤモヤ ブラ 散歩」を新設しました。