その余波か、秋季の学生野球に一度も足を運んでなかった。
スケジュールや天気の都合、経済自粛、体調、など色んなことが障害となり行けず仕舞いになるところ。
しかし、それも悔しいし、風邪も99%治ったし、思い切って本日決勝戦となる「明治神宮外苑創建八十五年記念 第四十二回明治神宮野球大会」へ行った。
天気予報で今日はかなり暖かくなると言っていたので、朝から神宮球場へ出かけた。
この「明治神宮野球大会」、正直言うと「そんなのあったっけ?あ、そういえばなんかそんな大会もあったけかな?」くらいの認識が長かった。
それが昨年、私の母校が出場し、現・北海道日本ハムファイターズの齋藤佑樹投手が投げる早稲田大学と準決勝戦を戦ったことでしっかりと認識したほど。
これは、秋季の各地区で行なわれる高校・大学の各リーグ戦を優勝した学校を一堂に会して、高校・大学ごとのトーナメント戦を行なうというもの。
(詳しくはこちらで。)
さて今回は午前の高校の部が、「光星学院高校」対「愛知工業大学名電高等学校」。
光星は今年の夏季高校野球で準優勝だったことも記憶に新しい。
対する愛工大名電は、あのイチロー選手の母校。
光星は青森、愛工大名電は愛知とその2校の試合を東京で見れるのもまたとない機会だ。

球場に入ったところでもう愛工大名電が1点先取。
場内も思ったより観客が多い気がする。

暖かくなると天気予報で言うも、まだ寒いのでトイレへすぐ行けるように通路側の席を探すもいい所がなかなか無く、とりあえず陽の当たってるところで1席空いてた通路側席に腰掛ける。
こんな眺め。

試合は1点先取もあるのか、愛工大名電のペースで進行している感がある。
3回の表には、愛工大名電5番の中野選手のセンターへの当たりを、光星学院の木村選手が突っ込んで滑り込みでキャッチするもグラブの中で弾んで先っぽでの捕球となったのが(そう見えた)ヒットと判定される。
その時の、天久選手が審判に「取ったろ!今!!」と数度声を荒げたのがしっかり聞こえた。(笑)
午前から「キリン濃い味」片手に観戦していたら、自分の頭に日差しは当たるのだが身体に陽が当たらずに手足が冷えていくので、前方の全体的に陽の当たる場所へ移動。

試合はやはり、やや愛工大名電よりのぺースで進んではいるものの、愛工大名電が点を取ると、その直後に光星学院も点を返し追いかける展開となる。
5回裏には、光星が1点取ってなおもノーアウト満塁のビッグチャンスを作る。

しかし、その後三者凡退。
そして7回表に愛工大名電が2点追加し、5-2となる。
ここで決まったか?と思ったのと、トイレに行きたくなったので席を離れた。
トイレを出たところで売店に日本酒の熱燗を売っていたのでついぞ買う。

そして7回裏にも光星がまた追うように得点していき、ついにここで同点に!

面白いもので、これまで愛工大名電寄りのペースだったのが、次の回に明らかに流れが光星寄りに変わっていた。
そして8回に1点を入れ逆転に成功!6-5に。
そしてこの勢いで光星学院高校が夏の高校野球大会のリベンジを果たすべく日本一に!!

いやいや、面白い展開のゲームで楽しめました!

光星学院高校、そして愛知工業大学名電高校の選手たちに拍手です!
午後は大学の部。
今回は、「明治大学」対「愛知学院大学」。
愛知は、中日ドラゴンズ、愛知工業大学名電高校と強いですねー。
先発メンバーは下の画像の通り。

試合が始まる前から、嫌な予感がしていたが、座り直した場所が大学となると応援席ブロックの通路挟んで1列隣。
なので…、


そう、ゲームが全く見えない。。。
早々に本日3度目の席替え。(苦笑)

この試合の注目は、今年のドラフトで広島東洋カープから1位指名を受けた野村投手。
やはりこの日も良かったです!
5回まで愛知学院大学に2本しか安打を許さず、しかし明治大も得点ならずで投手戦に。
しかし6回に明治が阿部選手の適時打で1点を先取!

その直後の7回表には、3塁にランナーを置きチャンスの愛知学院大。
ここで田中選手がスクイズを試み同点に!と思ったら、何か審判が手を上げてアピール。
協議の結果、判定はファウルに覆った。

となると愛知学院大からクレームが。

主審から「バットに2度当たった」ということで、やり直し。
再度のスクイズはさすがにホームで刺されアウトに。
気がつけば、だいぶ日も落ちてきた。
ふと空を見上げると飛行機雲。

この飛行機雲のように一直線に野村投手のピッチングで、明治大学が4安打完封勝ちを収めた!

大学野球の両チームにも拍手!!

今年最後になるであろう神宮球場を出ると、今大会の結果が貼り出されてあった。

今年の野球シーズンも終了。
また来年まで。