カードは、日大三高vs佼成学園。
降雨確率が50%の予報。
しかも朝から強風、地震まであり、躊躇したがせっかくだから行くだけ行ってみようと出かけた。
場所は駒沢球場。
最寄り駅は「駒沢大学」駅、この駅に降りたのは何十年ぶりだろう?
「駒沢球場」に行くのは初めて。
プロが公式戦で使う球場以外での観戦も初めて。
なので、ビールと食物を買い込んでおこうと途中コンビニに寄ると、おにぎりがもう4個くらいしか残っていない!
時間は午前11:45分くらいなのに!!
何故?…これは駒沢球場へ行く客が多いということではないか??
そして球場に到着。

正式名称は、「駒沢オリンピック公園総合運動場 硬式野球場」と言う。

そして嫌な予感は現実だと実感しつつある。
表から球場内の一部が見えるのだが、観覧席はすでに立ち見状態なのが確認できる。

そしてチケット売り場に「本日はすでに立ち見となります。」といった貼紙がしてあり、チケットボックスだけでは捌ききれないのか、横に長机を設置してそこに2名が追加する形で当日券対応をしている。
ちなみにチケットは¥700。
日大三高が1塁側、3塁側が佼成学園。
日大三高の方が人気なのかな?と思い、3塁側に通じるバックネット裏の観覧スタンドへ行こうと階段を昇ると、階段の途中までもう人が溢れている。
当然グランドなど見ることもできない、
しかも、あれ?もう試合が始まっている?!
階段脇から手を伸ばしカメラで様子を撮って見ると、3位決定戦をやってるのか?決勝に出る2校に負けた八王子vs二松学舎大付の試合がもう終わりそうではないか。(どうやら6-3で八王子が勝ちそう。)

ということはこの試合が終わると観客の入れ換えが起きるだろうと予想し、周りが全く見えない状態の階段で待つ。
ようやく前の人たちが動き出したので、観覧席に行くも殆ど動きが無い・・・。
結局、待っていた階段を昇りきった踊り場で立ち見することに。
多分人生で野球観戦を試合前から立ち見するなんて初めての体験だ。
そして風が強い!!
外野方向からホームへ向かって来るので、もろに正面から風を受けるので体感温度が低くなる。
この時点で、買い込んだビールやおにぎりを断念。
(トイレへ行ったら場所が無くなる。)
そしてプレイボール。




改めて場内は、小じんまりしたアマチュア用の球場だ。
外野にある得点ボードは選手名など掲示しないので選手がわからない。
しかし、こんなに人が入ることはこの球場ではまず無いのでは?
先に、日大三高の方が人気で人が多いか?と書いたが実際は佼成学園側の方が応援の方が多かった気がする。
実はこのカード昨秋も行なわれ日大三高に軍配が上がった。
この因縁もあってか、佼成学園側の応援は試合開始早々そのモチベーションが上がっている感じが伝わる。
しかしながら試合早々、その佼成学園のピッチャーが攻めこまれる。
サイドスローのピッチャーで(溝口投手と言うらしい)その投球に期待したかったが、さすが日大三高、立ち上がりを攻め2点先取。
しかし、佼成も3回、4回に巻き返し、2点を返す。
うち1点は溝口投手のホームランだ!(多分)
その後は佼成も日大もそれぞれを押さえ、0点均衡が続く。
そして7回表の佼成学園の攻撃に、均衡が崩れた。
1点を返し、3-2で佼成学園がリード。
そして8回裏に今度は日大三高が1点を返し再びイーブン。
いやぁ、面白いゲームになっている!
そして最終回、ともに得点ならずに3-3のまま延長戦に突入!!

そして10回、劇的な幕切れを目の当たりにする。
10回裏、満塁で日大三高のキャッチャー(多分、鈴木捕手)がなんと逆転満塁サヨナラホームランを打った!!
まさか高校野球のエリア大会でこんなシーンを目撃するなんて…!
しかも決勝戦。
いやぁ、やはり日大三高はスゴい!!


風が強く、体感温度も寒く、9回からは雨も降り、立ち見での野球観戦ながら、いいもの観た!そんな気がしました。
両校の選手の心から拍手を送ります。
終了後、球場を出て、公園のベンチで買って飲まず仕舞のビール(本当は第3のビール)を開けて飲むも、
体感温度が寒くとも5月…ぬるくて不味かった…!(苦笑)