昨日行ってました!
50年ぶりの早稲田大学vs慶應大学の六大学優勝決定戦へ。
これまで何度もブログで書いたように、私は「天気の良い日中に屋外球場でビールを飲みながら野球を見る」ことを楽しみにしています。
実は当初昨日の11/3は「東京六大学新人戦」が予定されていたのだが、慶應の頑張りで、昨日に完全決定戦が開催されることに。
なので早慶優勝決定戦となって正直「混雑して入場できないか?」と思ったのですが、行くだけ行ってみよう!とチャリンコを漕いでいざ神宮へ。
神宮球場到着が10時35分くらいだったが、すでに多くの人がいて、開門もしていた。
当日券売り場に並び、無事切符を手にするとそこには「優勝決定戦」のスタンプが押してあった。
実に20年ぶりに押されたそうです!!
そして入場するとすでに多くの人が入場済み。
私は、早稲田でも慶應でもなく、まして東京六大学でもなく、地方私大出身なので、神宮で座り慣れたライトスタンドに行く。
縦の通路側はほぼ全滅で人が座っている。
そんな中でかろうじて空いていた通路側席を1席確保。
正面の3塁側にある大きなオブジェが目に飛び込む。
そして1塁側を見れば早大も同様なオブジェが。
やはり「早慶戦」だと何か双方とも力の入り方が違う。
考えてみたら、俺個人としては早慶戦観戦って初めてだったと思う。
特に今年は、斎藤、大石、福井と早大が3人揃ってプロ野球ドラフト1位指名を受けるということもあり、増してその内の斎藤投手はあの「ハンカチ王子」で人気者だ。
対する慶應大学は今年春の栄冠を勝ち取り、そんな人気・実力のある早大を2戦連続で下しての、この優勝決定戦!
20年ぶりの優勝決定戦!50年ぶりの早慶での決定戦!!
凄いタイミングの場に自分が入れることに早くも感激しそうだった。
13時プレイボ-ルまでまだ2時間ある…。
そして晴天を通り越して暑い!
当然ビールだ!
神宮では、私の好きなキリンクラシックラガーを売りに来るので、それも神宮贔屓の理由の一つなのだが、最近はクラシックラガー専用コスチュームを着てる販売員の子がいてもクラシックラガーを売っていない。
で、ちょうど通りかかったそのクラシックラガーのコスチュームの子に声をかけた。
その子は5年続けて、偶然にもこの日が自身最後の販売だそうだ。
そして今年からクラシックラガーの販売を中止してただのラガービールに移行したとのこと。
クラシックラガー売れなかったのかな?
あと、昨日の販売のあの子「お疲れ様でした!」。
そのうちどんどん、どんどん、どんどん、人が入って来る。
(帰宅後知ったのだが、入場者数3万6千人の超満員札止めだったとのこと。
その前日の日本シリーズが2万9千人だそう…。)
バックネット裏と各大学の吹奏楽部は座るエリア以外は空席が見えないほどに。
やがてバックスクリーンで今季の選手の成績などを発表していく。
投手成績を見ると、意外や早稲田の斎藤投手は4勝3敗15失点で防御率3.07で9位だ。
対する慶應の福谷投手は、5勝1敗9失点で防御率1.32の2位。
斎藤対福谷の試合になるのか?
(斎藤は間違いないが、福谷は投げないかな…?)
ついに、スターティング・メンバーの発表された!
慶應は竹内大が先発。
いよいよプレイボール!
1回から早稲田の手堅い攻撃が続く。
ヒット~バスター~犠牲フライ~アウト取りのタイミングで追加点など慶應竹内投手がある意味嫌な打ち込まれ方をし、いきなり3点を先取の早稲田。
そして慶應の攻撃、と言うより早稲田斎藤のピッチングがなかなかの出来!
四死球、エラーでの出塁は許したものの、実に8回1アウトまでノーヒット!!
そして、5回のチャンスには、代わった慶應福谷投手から自らタイムリーヒットを打ち、欲しかった追加点を自身でもぎ取る!
ファイターズへ行ったらバッターボックスに立つことはまず無いので、写真を撮ったら、この直後にタイムリーヒット…いやぁ、今日はスターぶりを発揮してました、斎藤投手!
早稲田のペースで試合が進んでいく。
7回は慶應のクリーンアップを三者凡退でノーヒットが続くと、観客のほとんどが斎藤のノーヒットノーランの試合が観れるのでは?!という期待を寄せる。
しかし、そう思うと駄目なんですね…。
8回に1アウトを取ったあと、内野エラーが連続、ここで斎藤の集中力が切れたのか、慶應が勝機を見たのか―今年の慶應は勢いが違うのだ!―ついにヒットを許し、その後は打たれ続け一気に5点を取られ、斎藤降板。
恐るべし、慶應大学。
この時点で7-5の2点差。
このピンチに大石登場!
早稲田でも慶應でもない私としては展開が面白くなってきた!
斎藤が倒れても、大石ですからね~。
やはり、プロ野球で今回のドラフトで最多指名選手。
2アウト3塁の状況を150キロ以上のストレートとフォークボールでこのヤマ場を鎮火させた!
熱い陽射しが雲に隠れ、ちょっと温度が下がってきた。
目の前に見える風景が、この試合のように大きな力強さを表現しているうように見える。
9回に入ると、慶應はピッチャーがいなくなったようだ。
野手登録選手の正木をピッチャーマウンドへ。
内野手だという伊場をキャッチャーへ。
やはりフォアボールやエラーで早大がきっちり追加点を取りに行く。
「ピンチの後にチャンス到来」である。
ここで10-5のまま、9回裏へ。
大石続投で三振を二つ取り、難なく終了。
20年ぶりの優勝決定戦、50年ぶりの早慶優勝戦は早稲田が意地で勝利した!
早稲田、慶應とも絶妙なタイミングで、見所有る内容の試合をありがとう。
来年は、早稲田は三羽烏もいなくなる、片や慶應は今2年生3年生が充実しているので、このまま来年も戦える。
来年の早慶の戦いも面白そうだ。
ps)帰宅後テレビで見たプロ野球日本シリーズも面白かった!
私個人としては「落合采配vsマリンスタジアムの妙」が見所かと。(笑)
でも、昨日のドラゴンズ勝利はラッキーだ(実力が無いと言う意味ではない!)、言い換えればマリーンズは昨日の1敗は2敗分の重みのある負けだろう。