今日、高校~大学と一緒だった私の親友から、久しぶりに電話がかかってきた。
相変わらず、いつもの陽気な声だ。
私が彼に貸していたものを返してくれるのに、久々なので念のため住所確認をしようと思ったらしい。
貸したものを返してほしいと前に催促していたらしいが、その催促をこちらが忘れているのだから情けない。(苦笑)
なぜ、そんなかなり前に貸したものを、その返却さえこちらが忘れるくらい経ったものを、彼が返すという行動に至ったかと言うと、年内で東京を離れて奥方の出身地の岡山へ引っ越すのに荷物整理をしていたら私の貸したものが出てきたようだ。
そして、その引越しの理由は、彼がこの2年ほど血液の癌にかかり、闘病していたことによると言う。
…あいつがそんな大病をしていたなど、全く知らなかった。
血液の癌ということで、抗がん剤を定期的に打つことで、一応は普通の生活は出来ているらしいが、一時期は入院したり、薬の副作用で体毛が全て無くなってしまったりと、結構大変なこともあったらしい。
広告代理店でかなり忙しい日を送っているという話を聞いたのは、もうどのくらい前のことだったろう。
相変わらずのままで過ごしていると疑ってなかったのだが…。
とりあえず、岡山へ行く前にメシを食おうと約束し電話を切った。
親友の健康と彼の家族の平穏を願わずにいられない。