昨夜も、寝そうになると何度か脱力した肛門の筋肉が「キュッ!」と無意識に閉まり、その都度「ビクッ!」となった。
起きてみても特に良くなった感触などはない。
リビングのイスに座ると心なしか痛む気もする。
病院では低反発素材のドーナツ型クッションがあったが、やはりあれはお尻に優しいものだったと改めて思う。
本当なら退院翌日なのでゆっくり寝ていたいのだが、こちらは失業者。
現在失業保険受給期間中である。
実は入院中の8月28日に失業認定日だったが、入院中のため退院後にこの分の失業認定を受けなければならない。
別に後日でも大丈夫だが、少しでも早く給付金も欲しいところなので、頑張って今日行くことにした。
28日に入院していたことを証明するための領収書、失業認定申告書など必要なものを用意していた。
すると、便意が。
トイレへ入り、用を足す。
「痛ぇーーーーーーーッ!!!!!」
今までで最高の痛さだ!!
ウンコが肛門を通過する段階でまず痛みを感じる。
続いて、排出するために肛門を窄めるとさらに痛む。
窄んだ際、ウンコが肛門の外側に付くのだろう。
それが激痛だ!
慌ててウォシュレットですすぎ流そうと温水をそこへ当てるが、それがまた痛い!
今度はトイレットペーパーをあてるが、痛い。
もう汗だくで、額から床に汗がボタボタ落ちる。
しばらく便座に腰かけ様子を見るも痛みは治まらず、さらに第2波が押し寄せる!
「あ゛~~~~~~~~~ッ!!!!!」
もう、肛門地獄絵巻である。(?!)
痛みに耐えながら、トイレットペーパーとウォシュレットをあてる。
トイレを出てもしばらく動けず、意味不明に「痛い!」「痛てッ!」「う゛~っ!」などと大きな声を繰り返し出すばかり。
とりあえず、風呂場へ行き、浴槽に残り湯があったので沸かし直す。
その間にシャワーで肛門をゆすぐように当てるがやっぱり痛い!
今度は沸かしている途中の湯船に入るが、入ったときもまだ痛い。
しかし入った時は痛かったがしばらくすると痛みが落ち着いた。
それはちょうど子供の頃転んで膝などを擦り剥いて出血などした日の風呂のように、入った時はしみるように痛いがそれを過ぎると痛くない、あれと同様だ。
もともと痔には風呂が有効だということもあり、先ほどの地獄の痛みが緩和されると天国な気分に変わる。(笑)
落ち着いたところで、湯の中で腰を前後に動かして出来る水流で肛門をゆすぐようにしていると、ウンコカスのようなものが湯の中に現れ、また気分が凹む…。
風呂から出て、医者から出ていた「強力ポステリザン軟膏」をガーゼセットのガーゼに塗って、それをお尻に貼る。
そしてハローワークへと出かけた。
ハローワークで手続きをし、呼ばれるのを待っている間のこと。
何か肛門近辺で細かい泡が「プチ、プチ、プチ…」と立っている感じがする。(?)
あたかも、カニの口が泡噴くような感覚だ。
なんじゃ、こりゃ?
中途半端に肛門がくすぐったいのと、不安で気が気でない…。
しばらくすると自分の名がよばれてカウンターで説明と確認。
すると、8月からの支給額が法改正で@¥7,100を@\7,070に引き下がりましたとのこと。
「はぁ?ふざんけんじゃねぇよ!」と心の中だけで思った。(小心者の自分は口では「え~…」が精一杯だった。)
一通り終了し、ハローワークを後に。
帰りに「低反発ドーナツ型クッション」を買おうと思い、東急ハンズへ行く。
クッション売り場でそれを見つける。
\1,800足らずで売っていた!
病院にもあった、よくある白いやつは5,000円台~7,000円台もするのだ。
それに比べると一回りほど小ぶりなようだが、カラーバリエーションも豊富でおしゃれというか可愛いというか…痔でない人の家にあってもおかしくない感じだ!(写真参照)
このクッションを購入した頃、肛門が泡を噴いている感覚も収まっていた。
帰宅後、ガーゼを取って見てみるが特に問題は無かった。
この日も夕食を摂ったあと入浴を終え、床に着いた。
しかし、明日以降も排便時が憂鬱だ…。
続く。
