最初に、モモさんコメントありがとうございました!
さて、昨日、大相撲初場所の千秋楽を迎えましたねー。
結びの一番は横綱同士の優勝決定戦。
相撲人気が落ちてきているといわれている中で、これだけでもちょっとは気になるところだが、話題の朝青龍と白鵬の一騎打ちとなればなおさらである!
巡業をバックれて本国モンゴルで無邪気にサッカーをした朝青龍、対して、古来の日本人的な不言実行タイプなモンゴル力士の白鵬。
世論の多くはきっと白鵬を応援していたことでしょう。
そして勝負も、まさに横綱同士の力と技と精神の闘いでした!
そして、白鵬が朝青龍を上手投げで文句なしに決めた名勝負でした!
結果、良かったのだと思う。
多分、大半の日本人は白鵬が買ったというより、「朝青龍が負けた」ことで、「それ見たことか!」と思いが強いのかもしれない。
その事で言えば、逆に「いかに朝青龍が相撲の人気を支えているか」の証明にもなったはず。
やはり、朝青龍は今の大相撲になくてはならない存在なのだ!
ま、本当はこんな興味の惹かせ方でなく、全うな魅せ方をした方が美しくはあったのだろうけど、果たしてそれでどこまで今場所を何日も満員御礼に出来たかは疑問だ。
相撲は国技というところで、日本人の持つ特有の「美徳」が勝負や強弱以外にかかわってくる特殊な競技だそうなので、外国人力士は、それはそれは苦労すると思う。
まだ20代半ばの若者が自分の腕力だけを信じ、これまた一筋縄ではいかない日本の相撲界の頂点に立ったら、そりゃ勘違いのひとつやふたつしますよ。
朝青龍は、今回の黒星をきっとバネにして今まで以上に「勝気」な相撲を取りに行くんじゃないかな?
私、プロレス好きなので、ダークな横綱と言うのにも興味はありますが。(笑)
ええ、所謂ヒールですね。
対する白鵬。
「白鵬時代」を作れるか?
「朝青龍に勝った」という肩書きでなく、「やはり白鵬!」と言われる力士として根付くか?
今後の大相撲が、むしろ楽しみです。
「国技だから~」と言って片付けてる我々日本人が今一度顧みないといけないのは、この国技を支えているチャンピオンはモンゴルの力士だと言うこと、そして弱体化している国技を「何か問題でも起きない限り、興味を持たない」と言うこと。
私は、二人のモンゴルの勇者に、日本について、大相撲について考える機会を与えてもらったことに感謝と恥ずかしさを感じました。