「痔ろう手術・入院記」②入院まで | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

 さて、2つ目の病院でも「痔ろう」であることが判明した事で、気分は凹んでいく。                                                            しかし、ここは腹を決めて、「もう、手術しかないならやっちまえ。ただ、手術はどんななんだ?術後は?費用は?」という事で、再度ネットで多くの方の体験記などを読んでみる。
 人によって、医師によって、様々であったり、すわ保険が利かない?、再発もよくある?など不安な面だけが記憶に残ってしまう。
小心者の哀しい性である。                                                                                    

 そもそも「痔ろう」は別名「穴痔」といわれるもので、肛門内部(直腸との境あたり)に雑菌がたまり、肛門腺などへ入り、膿がまるで蟻の巣のように身体の中へと進んでいく症状。これが進むとガンへと変貌を遂げる。痔でよく耳にする「切れ痔」や「イボ痔」とはまた違う、「痔」の中でもやっかいな種類なのです。
 もともと便意を催すともうすぐに脱糞直前!へとなる体質なので、思い起こせば、20代の頃から冬の寒い日に急いでトイレに入り、出そうとすると肛門に「ピシッ!」と小さな亀裂が入り、いわゆる軽い「切れ痔」を何度となく経験した。
また痔ろうになりやすいタイプに下痢にすぐなる人というのがあるようで、私の場合、よく下痢気味でもあった。
痔ろうになる要素はあったのだった…。


 そして、8月12日に再度通院。
この日、もう入院の日取りを決める。
この日に採血も行なう。
3本ほど。(小心者ゆえ当然見てません。)
7日~10日の入院を考えて欲しいと言われる。
また少しでも出費を避けたいので、大部屋への入院で見積もりを出してもらったところ、おおよそ9万~11万円をみて下さい、との事。
もちろん健康保険が利く。
(ただ、疾病保険等の生命保険には入っていなかった。ちょっと後悔。)
その場でベッドが一番早く空く8月26日入院、翌27日に手術と決める。
手術の同意書、入院に必要なもののリスト、入院前日(つまり25日)の注意書などをもらう。
 夜、家族にその旨を伝える。(私の場合、未婚なので母と妹に)                                    また、この入院中に失業認定日があるので、事前に失業認定を後日に
ずらしてもらう手続き、ジョックセンターという再就職支援施設での定期的な就職相談を受けているが、しばらくその動きを保留扱いしてもらうなどの手続きも行なった。
 そして最近退院したばかりの知人から教えて貰ったのだが、手術・入院などの高額治療費になるものは70歳未満であれば「健康保険限度額適用認定証」というのがあり、これは入院の日に出すと負担額が軽減されると聞き、加入している健康保険組合から取り寄せる。
                                                  


 入院前日の注意に「食事は朝から3食とも、うどん、おかゆ、ロールパン、の3種のみ。飲み物は固形物が入るものと牛乳以外なら何でも可。」となっていたので、朝食はロールパン、昼夜は稲庭うどんを食す。
 さあ、いよいよ明日は人生初の入院だ…。                                                                            

 次回に続く。