歩みを止めるな。 | 相方は南蛮人

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スペイン人パートナーと年子姉妹とのカオスな日々@フランス

昨夜の珍客をご紹介。
 
 
 

 

 

 

この界隈だと割とよくみかけるハリネズミ。

とはいえ、我が家一応アパートの高層階なのだけれどどうやってきたのだろうか...

上から落ちたわけでもないだろうし、壁登れるんだったっけハリネズミ?

ワンフロア2世帯しかないのでお向かいさんのハリネズミでもなく壁登ったわけでもなかった場合、経路が分からないけれどあのタイルの割れ目からなのではと疑っている。

今朝はハリネズミの話をしたら子供達”どうして起こしてくれなかったのっ!”と見れなかった事を大層残念がっていた。

 

 

 

 

 

最近”専業主婦(夫)は悪か否か論”を目にした。

24時間365日不定休、法定賃金支給無、これだけ書くとそんな専業主婦(夫)という立場はなんて奉仕に満ちたものなのだろうと思う。

もし家族の理解があって本人がそれを望むなら、専業主婦(夫)大いに結構ではないか、と私は思う。

特に結婚やパートナーの仕事都合で海外に住んでいる人で日本にいた頃はバリキャリで働いていたけれど海外暮しなり言語の壁や文化の差、持っていたノウハウや資格も国が違えば取り直しなんて人もいて自ずと情熱を専業主婦として発揮し謳歌している人だっているのだから。

 

かくいう私は、周りからは専業主婦だと言われているが今の自分の状態を”準備期間”だと思って謳歌する事にしている。

フランスに住んですぐは次女がまだ未就学児で諸々手続きが全然思うように進まずバタバタだったし、ようやく次女も学校へ行き始め私も大学の語学学科通い始めてこれからという時に夫婦共々フランス生活におけるあれやこれやで糸がプツっと切れ、やっとスペイン移住しようと本腰入れ始めた、更に子供達も学年が上がり何かと精神的なサポートが必要になっている。

私はそんなに起用に立ち回れる人間ではないのであれもこれもと同時進行はキャパオーバー、自分のキャリア復帰よりも子供やパートナーのサポート優先、その為に一時的に専業主婦という次のステップの為の準備期間に入った事が私の選択であるし今はそれでいいと思っている。

とはいえいずれキャリア復帰といえば言葉はいいけれど経済的自立は成し遂げたい。

当初は日本でのキャリアを海外で継続!と思っていたけれどそこに固執しなくてもいいのかも、と最近思い始めている。

ありがたい事に夫は私のキャリア復帰にも準備期間にも理解があり協力的、この地で何が自分に出来るのか、何がしたいのかはこの準備期間の間に言語習得と並行して考えながら進めていくつもり。

パートナー頼みでいざ何かあった時に帰る場所や頼れる家族と呼べる存在が夫と子供達以外にいない私の場合は必須事項だよなとしみじみ。

その為に前を向く歩みだけは止めずにいようと思っている。

 

 

 

 

もはや学校の中は世の中の縮図なのだと母親の立場から実感している。

移民大国フランス、いろんな民族衣装を着てお迎えにくる親御さんを見て明らかな様に子供達のバックグラウンドは様々。

勿論、フランス生まれフランス育ち、代々この地で育っているという生粋のフランス人の人達もいる。

そしてそれら全員を受け入れているのがまさに学校なわけだけれど、最近の長女の様子を見てどうしたものだろうと悶々とした日を送っている。

幼稚園の時もあったけれど、肌の色や宗教で子供達自身が自然とグループを分ける傾向にあり、進級してクラス替えの度にその傾向は強くなっている気がしている。

元々仲良かったお友達がそういう子達に誘われてそのグループに入って”私もいれて”と言うと”同じ肌色じゃないから”とリーダー的な子がグループに入れてくれない。

ランチタイムの時になると宗教上の理由から特別食を食べる子供達が一定数いる。

長女の仲良しはアルジェリアからの移民で長女曰く”豚肉アレルギー”と言う事で特別食を食べているらしい。

いつもは2人一緒なのにランチの時間になると”従妹と食べるから”と学年違いの彼女の従妹とランチを食べてそこに長女が一緒になるのは嫌なのだそうで長女はその時は他の子と食べるかたまにぼっちランチだということを打ち明けられた。

その仲良しの気持ちも大人の私は理解できるけれど宗教だとか人種問題という根深い問題をまだ論理的に分かるわけもない年齢の長女からしたら何か私に問題あるのかなって思ってしまうのも仕方ないこと。

今のところ学校自体は楽しい様で行くのを拒んでいないけれど、学童は仲良しはおらずその保守的なグループの子達ばかりで構成されていて行きたくないというので今学期から学童へ行くのをやめて自宅で日本語学習に切り替えた。

最近夜になると何かにつけて”眠れない”とサロンに起きて来ては話しかけに来ることが増えているのも何か不安な事があるからかなと気になっている。

夫は”学校は楽しいけど学童は嫌と言っているうちは問題ない、学校が嫌だと言い始めたらこれこそ何かあるのだと思うから今は様子を見よう”と言う。

そろそろ秋のヴァカンスの学童の申込が迫っている。

いつもなら毎日何かしらアクティビティが企画されていて楽しみにしていた、今回は例年通りハロウィンのパーティがあるはず。

今のところ長女は乗り気じゃないのだけれどどうしようかなと悩むところ。

子育自体そもそもが悩みの尽きないものだけれどそれを海外でって親自身も悩み学ぶ事がとても多いなとつくづく思う。

 

 

 

 

 

数学で一番になったとトロフィーを持って帰って来た長女。

とっても嬉しそうでこういう事が自信に繋がってくれたらと切に願う。