好きこそものの上手なれ。 | 相方は南蛮人

相方は南蛮人

スペイン人パートナーと年子姉妹とのカオスな日々@フランス

家庭によって考え方はそれぞれだと思うが、我が家は大分早い段階からタブレットを子供達が利用している。

といっても、私達両親が率先して子供達に使わせているわけではなく、私も夫も仕事でパソコンを使う事が必須な仕事故、家の中にはパソコン機器であふれている。

夫に至っては、パソコンを自作するような人なのでそういう意味では触れる機会も多いし興味を持つのは自然の成り行きだったのだと思う。

そして今、そんなタブレットが我が家の姉妹の言語学習、強いては他の学習にまで役立っている。

 

 

 

 

 

時間制限と使用できるアプリに制限をかけて我が家では姉妹にタブレットの利用を許可しているのだが、各々お気に入りのyoutubeチャンネルがある。

今、姉妹で一大ヒットを飛ばしているのが日本の子供向けyoutubeチャンネルでこれがまさに姉妹の日本語学習の意欲の向上に繋がっている。

そこのチャンネルで日本の絵本や歌が紹介されれば日本に行ってそれを見たいというし、そのチャンネルに映っている子供達とお友達になる為に気がづけば”今からハポネスでお話しましょう”と普段スペイン語で話している姉妹間で言語切替している。

お陰で、基本母である私としか普段話さない日本語も最近では”ママ、ハポネスでお話する幼稚園はあるの?アタチそこに行きたいの”と自ら日本語で話したいと思ってくれるようになり、溜まっているしまじろうを率先して開いてはひらがな・カタカナの習得に励んでいる。

 

スペイン語においては父である夫と日常会話を交わすことに加え、義家族や彼女達のはとこ(夫の従妹の子供達)ととても仲がいいのでお誕生日やイベント事があるとお互い話す機会をつくってモチベーションを維持している。

親族付き合いが日本の私の両親とは比べ物にならない位多いスペイン勢の愛情所以、これは義家族に大変感謝している。
姉妹の第一言語がフランスに来て日本語からあっという間にスペイン語へ切り替わったのも頷ける結果である。
 

そしてフランス語、これにおいては日常生活での姉妹の努力の賜物といえるだろう。

最近では長女は登園途中、幼稚園に近づくと”幼稚園近いからここからはフランセスでお話しましょう”と言うようになった。
そして友達と共通の好きなアニメがあればNetflix等で今まではスペイン語で観ていたシリーズも”フランセスに替えて欲しいの”と内容によって自らフランス語で観る様になっている。
優等生体質の長女に加えて次女のフランス語も長女の背中をみてのんびりペースで成長中、いい感じ。
 
最近では英語についても興味深々。
我が家の様な外国人ファミリーの多い多国籍なエリア所以かクラスメートに英語が話せるお友達もいるようだし、お気に入りのYoutubeチャンネルで英語がオリジナルなものもあるので最近ではたまにだけれど”ママ、英語でお話しよっか”と言ってくる姉妹。
小学生辺りから英語の授業も始まってくるし、欧州圏で成長してまともな大学に行くようになれば自然と英語は見につくと夫談。
10年後位には英語すらも適わなくなるかもしれないとは嬉しい悲鳴である。
 
 
 
 
 
タブレット、我が家ではパターンロックの他にYoutubeKidsを利用する際は掛け算でのロック解除が必要となっている。
姉妹は既にパターンロックは自力で解除可能。
掛け算のロックは掛け算をまだ理解出来ていないので自力での解除は出来ないものの、日本語なりスペイン語なりで数字を言えば正しい数字を打ち込んで解除する事が出来る。
また、タブレットに子供用の画像編集アプリやお絵かきアプリ、パズルアプリ等を入れているのだけれど姉妹これも大好き。
特にはまっているのが当初相方の携帯に入れていた”Monument Valley”というアプリである。

 

 

 

錯視と不可能図形からなる迷路ゲームなのだが、世界観の魅力も去る事ながら柔軟な発想が求められていて知育としては結構いいゲームなんじゃないかなと我ら夫婦は思っている。

勿論、絵本や塗り絵等、自分の手や紙を使って何かを作り上げていく事も大切で我が家の姉妹も大好きである。
サロンの一角は既に彼女達の作品展示会場と化し”すっきり統一感のある空間”を目指す私とのせめぎ合い。
 
 
 
 
 
”好きこそものの上手なれ”
 
 
 
 
 
成長は子供によってそれぞれ。
いろんなオプションを試して、それぞれに合った方法で好きなことをみつけてくれたらいいなと思う今日この頃。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
終日雨日和の本日、仮装にて各々の作品を鑑賞する姉妹。