実家の片付け(3)母のクローゼット | 笹木ひろ子@実家の片づけと整理・実家片づけアドバイザー2級講座

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実家片づけアドバイザー・2級認定講師&整理収納アドバイザーのリアル実家片付けの記録☆

母の着物整理&処分の次は

いよいよ『本丸』のクローゼット!

一口にクローゼットと言っても

自室の壁面いっぱいのクローゼット
(よそ行き&コート類&バック)

以外に・・・

私が置いていった洋服タンス×2竿
(季節もの、セーターや防寒下着他)

その他に


一見押し入れだけれど、引き出しや
ポールがついている
押し入れまるまる一間分のクローゼット
(普段着)

多い・・・この3カ所、書いてみると

そうでもないけれど実際どれだけの容量だろう。

ちなみに着物のタンスは父親の部屋に置いてあります。

まず、一番整理したがっていた

よそ行きクローゼットから始めることに。

全部一回だしたいところだが

それは非常に
面倒くさがったのでやめて

今の段階で『もう着ないもの』を出してもらった。

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いとも簡単に母だけでこれだけ出せた。

気が変わらないうちに早めに階下へ下ろす。

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こちらは未使用品なので

リサイクル&寄付行き。

結構出た方、と思いますでしょ?

でも、これでやっとギチギチだった

クローゼットから2割減った位です

残った衣類はコート、ジャケット

冠婚葬祭服が2割、他の8割が私が見ても

また母本人から見ても

もう、絶対着ないでしょ

という衣類です。

では、何故母が手放せなかったのか

というと、半分は人からもらったもの

もう半分は私達の卒業式、入学式、謝恩会などで

着た服
でした。

人からもらったという衣服は

「演歌歌手か?」という程

普段着には程遠いキラキラした

バブル期を思わせるような服

モチロン、年齢相応でなく着れません。

一着づつ、母と一緒にみていくと

その中には亡くなった学生時代の親友から

もらったものという思い出のジャケットや

今仲良くしている人からもらったので

手放すことは申し訳けなくて出来ない

と言った複雑な気持ちのもの等でした。

もう半分の過去の『晴れの日』に着た

ワンピースやスーツは今見ると

親子共々懐かしい服たちでした。

「これ、よく着たよね~」なんて盛り上がり

ワンピースなんてウエストが細くて

ヘップバーンが着てた?ような

サイズとレトロ感満載でした。

聞くとオーダーメイドだったそうです。

親子して思い出ループにハマりそうで

ここで思い出式服を全部残してもよかった

とも思いましたが、手放しの練習として

「この中で、もう絶対に着ない1着を
 手放そう」


ということになり、一番印象にあった

ヘップバーン風黒いレース地にドット柄の

Aラインワンピを捨て袋に入れました。

何故なら、それは本当に色々なシーンで

母が着ていたので沢山の写真に残っています。

そのことを私が話すと

「そうだね、もう着ないね」と言って

母は迷うことなくゴミ袋へ自ら入れてました。

この1着の捨ての一連の行為がこの日

一番時間がかかりましたが

母一人では到底できなかった行為

だったのではないかなぁと思います。

結局、ほとんどが人からもらったものを

思い出の衣類、という結果でしたが

私はクローゼットの内容が確認できて

今回の整理ではよかったなと思いました。

捨てる=生活と断絶 とすっぱり

割り切れるものと、そうでないもの。

私は全て必要ないと思った瞬間に

断絶できると今までずっと思っていましたが

最近、自分でもビックリするのですが

こういう『思い出』系にかなり迷いが

生じてきています。

「あなたもトシ取ったってコトね」

と、すかさず母親からいわれましたが

恐らくその通りだと思います。