今日は嬉しいお客様が来てくれるのと
明日から3日間の工房オープンの準備で
せっせと片付けしていたら
懐かしいものが紙の下から出てきました。

元倉敷民藝館館長故外村吉之介氏の木綿往生。

木綿は人に優しく
最後は雑巾(浄巾)として仕え役割を終わる
人の生き方そのものである

というような事が書かれている小冊子です。

ふくをはじめる前は毛織物制作を
していたわたしは民藝の用即美を掲げる
「もの」に対する審美眼に共鳴し
その精神を制作の道標に布を織っていました。

木綿往生、何回も読んでいたはずなのに
この頭寒、足熱、腹八分の記述が
まるで記憶になくて
まさか民藝と冷えとりがこんなところで
繋がるなんて
全く別の事をしているようで
でもやはり惹かれるものの根は
同じようです。
巡り巡って同じところを堂々巡りしているようだけどスパイラル状の何段か上の着地点に
着いたような気持ちになりました。
多分、今日から自分の中で
また何か始まった気がしています。
人生面白いですね
楽しみます!
工房オープンもお待ちしております
12時から17時まで。
藍染め靴下あります
藍建て中の様子。