ジャガイモの芽には毒がある

ジャガイモの芽には毒がある

相馬ドリルのブログ

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4月3日(月)~9日(日)
11:00~21:00
[3日は15:00~]

バロンデッセギャラリー(下北沢)

入場無料
『めばちこ』





東京来てからの新作多数展示。
ゲストモデルさま来場予定。
常時、相馬ドリル在廊。
展示写真は購入可能。
写真は日時によって入れ替わります。
写真集あります。

2016年
10月29日(土)~ 30日(日)
13:00~21:00(くらい)

東京都杉並区高円寺北3丁目4-11
キタコレビル
はやとちりギャラリー





高円寺駅より徒歩3分 北口より高架沿いに中通り商店街へ。





あとは真っ直ぐ。





ギャラリーの入り口が難易度高め。 はやとちりさんの横、太丸工業所さんの 横の隙間に入って突き当たりです。 階段の方ではありません。



性欲は本能である。
そうしないと子孫は繁栄しない。
その当たり前が今は当たり前ではなくなっている。


アニメを見てみると、顔は童顔だが体は成人という不思議なキャラクターが多い。よくある感じ過ぎて違和感も覚えないが、それが今の社会の一端を表現した存在だと思う。
アニメはイメージの存在であるから、見るものの願望を実際の俳優よりもダイレクトに求められた結果、ストレートな欲望の具現化のような姿に変化していった。

そしてそこで大切になってくるのは「可愛い」ことにある。


男女問わずアニメキャラクターを性欲の対象としている人たちは別段珍しくもないし、その気持ちはよくわかる。


似た存在に、アイドルという存在がある。
昨今ではアイドルの意味合いも変わってきて、より細分化された意味になってきた。わかりやすく言えば、職業と言ってしまってもよいかもしれない。
アイドルのなかには「恋愛禁止」というルールが存在し、一部のファンからは反感を買う。
恋愛は性欲の詩的表現とも言われていて、やはり本能だと思う。それを禁止しているのは、実に興味深い。ある人は(アイドルの後ろにいる人たちの)商売上の戦略と言うだろうけど、だとしたらかなり巧妙な手法だと思う。


アニメキャラクターにしろ、アイドルにしろ、その大事なセールスポイントは「可愛い」ことだと思う。

可愛さは、究極は花が蜜蜂を誘うように、異性を惹き付けるためのものだと思う。
こう言ってよければ、絵に描いた花。蜜蜂が蜜を吸おうと近付いても絵の花には近付けない。アニメもアイドルも似たように思える。蜜蜂と人が違う点は、そのことを既に承知しているというところだろう。

言い換えれば、表層の可愛さのみが消費されていっている。

もちろん、裏もある。大人向けアニメではセックスするアニメキャラクターが描かれているし、AVの世界にもアイドルはいる。しかしそれはあくまでアウトサイダーとしての存在だと思う。

それが裏側でしか存在できないのは、やはりPTAなどの大人の事情があり、「性的なモノ、ダメ絶対」という社会が、エロはダメだけ、けど可愛いはオッケーというシステムを作ったのだと思う。
ほんの100年前まで当たり前だった文化も文明開化や戦後社会の欧米化で法律も変われば価値観も変わり、そうなったら本能も歪ませるしかなくなる。
っていうか、それが当たり前になれば常識としてフツーになってしまうのだ。

その本能の歪みの捌け口として、アニメやアイドルが人気になっていっているのかもしれない。

アイドルは企業にとっては商品として扱われている。
アイドルを見る人たちのなかにも、人と思って扱ってない人も多い。
SNSで平気で悪口や憶測からくる噂などを語っても、本人は見ない気付かないと思っている。
けど、ちゃんと彼女たちも傷付き、悩み、疲れ、歳をとり、感情もあるし、トイレにも行く。

アイドルだけではない。
似たようなことがネットやSNSのなかで起こっている。
フツーの女の子も、Twitterやインスタグラムで自身の“可愛い”を表現している。
けれども彼女らの“ファン”には表層的な可愛さだけを見ている人も多い。


相馬は、今年のテーマとして、「消費される表層的可愛さ」として、その裏、アンチテーゼ、もしくは反面教師的な演出で表現していきたいと考えています。



あけましておめでとうございます。
新年早々、スマホが突然クラッシュしました。
キチンとバックアップしてなかった自分が悪いのですが、すべてが消えました。
スケジュールや仕事の書類など、消えたらヤバいものがごっそり消えて絶望です。
少しずつ復旧させつつあるのですが、ラインのすべてが消えたのが特に困っております。
ご面倒で申し訳ないですが、相馬までラインIDかバーコードをメールで(somadrilltoki@じーめぇる、どっとこむ)まで送ってくださいますと、大変助かります。
宜しくお願いいたします。
現在絶賛開催中の大島薫展@名古屋は、前回大阪で開催さらた大島薫展をさらにパワーアップさせた内容になっており、薫クンはじめ作家陣も在廊しております。

大人気の男の娘、大島薫さんを中心に、さまざまな作家が彼を表現したこの展覧会。
薫クンはファンの方々を本当に大切にされてて、お客様ひとりひとりに話し掛けられてて、ほんと心優しい方だなーと思います。

初日開場したときは、前に進めぬほどの盛況ぶりでした。あまりの慌ただしさに写真撮るのを忘れるほどです。


相馬の展示は、毎度のこの変な形式です。
ストーカーの部屋とかドリル式とか、いろんな方に名前つけてもらってますが、相馬なりに考え出した展示形式なんです。
写真展などをやっていると、パッと写真見て終わり、ほんの数秒で事足りてしまったりして、せっかくご来場くださってるのにお客様に申し訳ない。
薄暗いギャラリーに数点だけライトアップされてる写真(しかも超高額)みたいな展示だと、気後れしちゃうし、相馬の写真見に来られる方は学生さんなども多くて、そーゆー方でも気軽にお買い上げしてもらえるものにしたいと思ってたんです。
大量の写真、しかも全部違うもの。値段も0円もあったら、1000万円もあるというアホぶり(今回ないけど)。100円とかなら気軽に買えるし、この“探す”“選ぶ”というのをしてたら、自然にがっつり写真を見ていただけてる。

あと、写真展のフツーは、カメラマンが何百何千と撮ったものの中から自分がこれぞ!というのを展示します。相馬は違います。ボケてたり白飛びしてたり、いわゆるボツにする失敗写真も展示してます。相馬は“写真が上手い”ことを売りにしてるカメラマンではないので、下手でオッケーだと思ってます。全写真、無加工の撮ったままを出してます。ありのままが全てですし、それが相馬の相馬らしい感じだと思ってます。