1957年・イタリア・モデナ。
レースで名を馳せ地元の名士とまでなったエンツォ・フェラーリ。
ディーノという1人息子を病気で亡くし、
妻ラウラとの関係も冷え切っていた彼には、
戦後すぐにリナという女性との間に出来たピエロという12歳の息子がいた。
倒産寸前の会社を立て直すため、
彼はイタリア縦断レース”ミッレ・ミリア”での優勝に向け動き出す。
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”フェラーリ”の創始者エンツォ・フェラーリのミッレミリア参戦を軸とした物語。
エンツォ役にアダム・ドライバーと聞いて風貌があまりに違うので
ピンとこなかったんですが、時折見せる気迫とか、
ラウラとリナの間でユラユラする感じが、
”ハウス オブ グッチ”の時みたく役回りとして合ってるなあと、
観てるうちに思いました。
併せてペネロペ・クルスの狂気を孕んだ演技に惹かれましたねえ。
マン島TTもそうですが、狭い公道をあんな車体と装備で競うっていうのは、
命がけっていう言葉がピッタリきますね。
観てる方の心臓に悪いです。