アニメーションデザイナー・漫画家の永野護作品展。
以前ここで観た安彦良和氏の作品が”絵”なら、
こちらはタイトル通りデザインという視点を軸にした展示でした。
周りを見るとボクと同年代の中~高年の方がメイン、
なかでも女性の方が多かったのがらしいなあと思いました。
Foghatの曲が流れる場内はデビュー前から時系列に動線が出来ていて、
SFアート入選の”デス・アンカー”を見るとこの時点で
今につながる世界観が出来上がってて参りました。
ずら~っと長蛇のお客さん、
他の展覧会に比べて歩みが極端に遅いのは、皆さんアイデアスケッチに書かれた
おなじみ大量の書き込みを読んでるからでした。
こういうの見るとあ~デザインって思います。
通しで見るとピンピンに尖がったデザインばかりかと思いきや、
ずんぐりむっくり丸っこいのや、中庸なものと
意外と作品のテイストに合わせて提案しつつ
自分の色もしっかり出てて作家性とプロダクトのバランス感が
いい人だなあと思いました。
牛歩の歩みもあってたっぷり2時間満喫できました。