チケットも発券できるようになって観に行ってきました山下清展。
写真では分からなかった、小さな紙片が幾層にも折り重なって出来た作品に、
素朴な印象と裏腹の気が遠くなるような情念を感じました。
5階から3階まで幼少期の作品から晩年ものまで、すらり並んだ作品は、
ちぎり絵はもとより、鉛筆画、水彩・油彩、陶芸まで網羅されてて
そのどれを観ても「なんか分かる~」という人柄ようなものがでてて、
こういう感じに人と作品が繋がってるように
なれるといいなあと思いました。
出来上がった作品以上に印象的だったのは、
そこに添えられた氏のコメント。
目の付け所が鋭くていちいち面白い。
作品と一緒に見ながら読むと、まるで映画の1シーンのような
ドラマが浮かんできました。