イタリア中部。
丘陵を見下ろす丘の上にある村
“チヴィテッラ・デル・トロント”
そこにある小さな古本屋を営むリベロ爺さんの所には、
隣のカフェで働くニコラをはじめ少し変わったお客さんが出入りする。
ある日店の前で売られていたマンガを手にした少年に、
リベロは話しかける。
・
まるで夏休みの推薦図書みたいな作品でした。
出てくる人たちみんな一癖あって、優しい人ばかり。
昭和日本の下町映画を観てるみたいで、
ちょっと懐かしくも温かい気持ちになりました。
乾きを癒すように本を読み耽る少年エシエンをみていると、
知識というのは与えられるものじゃなく取りに行くもの、と感じます。
とはいえリベロ爺さんが彼にあげる本はそれかなあ、
とそこだけはしっくり来ず劇場を後にしたボクでした。