昨年他界した作曲家エンニオ・モリコーネの晩年までを追ったドキュメンタリー。
温和で物静かな印象の中に、音楽を単なる添え物にせず、
役者のビジュアルや台詞に負けないくらい
作品の大事な要素にするための知識と閃き、
それを押し通す並々ならぬ情熱があったことを知りました。
(イーストウッド主演の3部作が
本人はあまり気に入ってないというコメントにも
今回驚かされましたけどね)
ジョン・ウィリアムズやハンス・ジマーはもちろん、
ボスやポール・シムノン、ジェームズ・ヘットフィールドからの
リスペクトをみると彼の作品と同じくジャンル超えてるなーって思いました。
ある意味元祖クロスオーバーな人かもしれませんね。
その後の”ヘイトフル・エイト”でウェスタンの中に、
あえてクラシック方向のスコアにしたのも
自分で切り開いたものを自分で壊して進んでるようで、
ムチャクチャカッコよかったです。