1920年マルタ共和国。
貨物船の船長ヤコブは航海の途中ある出来事がきっかけで、
結婚を意識するようになる。
上陸したある日、彼は知人のクードーと会い、
「この店に最初に入って来た女性と結婚する」
という賭けをする。
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フェリーの空いた時間に観に行ってきました。
レア・セドゥの、時に聖母のようで時に悪魔のような目の演技が、
ゾクッとする程よかったです。
ヤコブを手のひらで転がすような、
掴みどころのない魅力を持つリジーのような女性は、
彼女にぴったりの役ですねえ。
淡々と、でもドラマティックに進む物語は、
演出やカット割りもいいのか、
2時間半強の尺でも集中して楽しめました。
色々わからないことも多かったんですが、
最後は作品の中あえて何も語らず、
謎は謎のままがいいと思える作品でした。