"J'accuse" movixさいたま | Something Wonderfulな日には

 

1894年・フランス。

陸軍大尉アルフレッド・ドレフュスは、ドイツに軍事機密を漏洩した容疑で

非公開の裁判の元、有罪判決を受けギアナの「悪魔島」へ終身刑で送られてしまう。

その後情報局局長に任命されたピカール中佐は、

証拠となった密書の筆跡に疑問を持ち秘密裏に調査を始める。

19世紀に実際に起きた「ドレフュス事件」を描いた

ポランスキー監督の作品。

ユダヤ人で頭文字が”D"というだけで犯人に仕立てられてしまうのは、

一昨年公開の”リチャードジュエル”にも通づるものがあって、

人の奥に潜む差別や嫌悪感がちょっとした切っ掛けで

顕在化する怖さを感じます。

”戦場のピアニスト”と同じく監督にとっては

他人事ではない出来事だったんだろうなと思いました。

 

それにしてもこの作品の男性、

みんな口ひげで軍服か黒いスーツなので、

最初誰が誰だかわからなかったです。