”Pahanhautoja” イオンシネマ浦和美園 | Something Wonderfulな日には

 

フィンランド。

12歳の少女ティンヤは、

幸せな家族の映像をSNSで発信することが好きな母親の期待に応えるべく、

直前に迫った体操の大会出場に向け、厳しい練習に打ち込んでいた。

ある夜、彼女は鳥の鳴き声に誘われるように入った森で、小さな卵を見つける。

 

 

人の持つ嫉妬や憎悪をテーマにした北欧ホラー。

歪で優しくて哀しい作品でした。

表向きいい人であろうとするほど、裏でどんどん溜まっていく負の感情が

異形の形で表に出てくる感じが、

手塚治虫さんや藤子不二雄さんの短編マンガのようでした。

この作品はそこに母の視点が入ることで、

優しさや哀しさが複雑に絡んできて、

単純なホラーで括れないところに情感というか、

月並みですが北欧っぽさを感じました。