1937年・エジプト。
私立探偵エルキュール・ポアロは、
そこで新婚旅行に来ていたドイル夫妻からある依頼を持ちかけられ、
客船カルナック号に便乗することとなる。
・
”オリエント急行殺人事件”に続いてのポアロシリーズ第2作。
この作品も以前映画化されてて、
犯人もトリックも承知の上での鑑賞なんですが、
”オリエント~”同様、新設定やアレンジが入って
本作ならではの厚みが加わった物語になってました。
前作ではピーター・ユスチノフのポアロのイメージが頭にあって、
ケネス・ブラナーのシュッとしたポアロっていうのが違和感あったんですが、
今回見ると、すっかりこっちがポアロのイメージになってました。
こういう会話劇の作品好きなので、
ダニエル・クレイグの探偵ブランと併せて、
是非引き続き作って欲しいシリーズです。