アカファ王国。
かつてツォル帝国が軍力を持って支配しようとしたこの国は、
突如発生した「黒狼熱」と呼ばれる病を畏れた帝国軍が、
侵攻を止めたことにより併合関係に落ち着いていた。
それから時を経たある日、ツォルの塩岩鉱を山犬の群れが襲う。
その中にはアカファの戦士ヴァンがいた。
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コロナの影響で一昨年の9月に封切りが
延々期となり上映となったこの作品。
蔓延する病、それを直そうとする医師、病からも利を得ようとする権力者。
そういう中で、ただ平凡な幸せの中で生きようとする村の民。
ファンタジーとはいえ、今の世界と重ねて観ずにはいられない物語でした。
(一昨年上映してたら、心情的にちょっとキツかったかもしれないです)
普段しゃべらない主人公のヴァンが、
坑で助けた娘ユナの事を聞かれて、
嬉しそうに一生懸命話す姿が印象的でした。