行方不明の少女を捜索に孤島に来た巡査と、
異教徒の島民を描いた物語。
白昼夢のようなざわざわした感じは、
”ミッドサマー”のそれにとても近かったです。
アリ・アスター監督が影響を受けたというのもわかります。
ある人の正しさは、ある人には犯罪となる。
スウェーデンのような延命措置をしない死生観や
安楽死というのが日本では非人道的だったり罪になるように
今でもひょっとしたら
生贄というのが(科学的根拠はなくとも)
皆を救うために正しいこととされている土地が
あるかもしれなくて
それを罪とするのはこちらの世界の良識であり
正しさでしかないかもなあ
とかまた思ってしまいました。
あ、作品自体はそんなに重くなくて
話もちゃんとしてて映像もよかったので
劇中のアシッドフォークと一緒に
変な空気を楽しめました。