"The Painted Bird" シネプレックス幸手 | Something Wonderfulな日には

 

ホロコーストから逃れ居場所を求め彷徨う、

1人の少年の物語。

 

 

1人の子供に向ける大人の容赦ない不寛容さとエゴが

描写としてアウトなんじゃないかと思うくらい

なかなかキツい作品でした。

主人公の少年の目つきが時と共に

鋭く座っていくのを見て

ひょっとして演技じゃないんじゃないかなあ

と思うくらいでした。

 

ところが

家庭内暴力や児童犯罪

この災禍の中、集団が個人を嫌という程

つるし上げるのを思い出して

今もこれと大して変わらない

人間一皮むけばこんなものかもしれないなあと

思い直しました。

(そう、戦争の話というより、そっちの話という印象でした)

 

モノクロームの映像も含め観応えありましたが

情緒不安定な人は観ないほうがいい作品です。


 

 

http://www.transformer.co.jp/m/itannotori/