ポルヴェニール。
メキシコ、イスラエル、フランス、アメリカ、
それぞれの国で犯した罪から逃れるため、
彼らはこの南米熱帯の地に流れ着き、
逃げ場のない日々を暮らしていた。
ある日、
働いている製油所が反政府ゲリラの手により爆破され、
会社が消化の為のニトログリセリンを運ぶドライバーを、
1万ドルと身分証明書を報酬に
募ってきた。
・
以前このブログでも紹介した、
”恐怖の報酬”のリメイク版。
”地獄の黙示録”にも引けをとらない、
むせ返るような息苦しさと狂気が、
画面から伝わってきました。
登場人物や社会のバックボーンを描くことで、
オリジナル以上の深みと説得力を
感じました。
実はこの作品初めて観たんですが、
フリードキン監督の作品で、
”フレンチ・コネクション”や”エクソシスト”の
なにそれ?的な不条理感がなくて、
一番好きかもです。
エレクトリカルなBGMがえらいカッコええなあと思ったら、
Tangerine Dreamでした。