シリア北部、コバニ。
過激派組織"IS"と、クルド人民防衛隊との、
激しい戦闘により、街は瓦礫と化していた。
その中、大学生ディロバン・キコは、
友人とラジオ局を立ち上げ、
「おはようコバニ」の放送を始める。
・
すごい密度の1時間。
オープニングの映像が、”グッドモーニング・ベトナム”で
サッチモの曲が流れるシーンとダブりました。
瓦礫の街で、現地の美しい音楽が流れているのを見て、
震災の時、被災地で音楽を聴きたいって、
言っていた人がいたのを、思い出しました。
音楽って力だなあって、ここでも感じました。
遠くで昇る爆撃の煙、
ショベルカーで掘り出される人のようなもの、
戦士が腰を溜めて連射する自動小銃。
ただあるままに映し出されたあの街の日常に、
圧倒されると同時に、
涼しい劇場の中で観ている状況に、
すごい居心地の悪さを感じてしまいました。
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