"Alone in Berlin" ヒューマントラストシネマ有楽町 | Something Wonderfulな日には

 

 

1940年ドイツ・ベルリン。

フランスとの戦争に勝利し市民が沸き立つ中、

クヴァンゲル夫妻の元に、息子が戦死したと通知が届く。

やがて、夫のオットーはヒトラーのポストカードの文を変え、

ヒトラー政権への不信感をあらわにした怒りのメッセージとして、

街の一角に置き去っていった。

 

 

夫婦のささやかな反抗活動を通して、

あの当時の国民の空気見たいなものが少し感じられました。

国が勝っている時、多くの市民はこの戦いを歓迎していたのか。

勝つっていう陶酔感や中毒性をボクは少し怖いと思ってるので、

戦時のこのムードにちょっとクラクラしてしまいました。

 

葉書を置くだけという小さな抵抗も、

「殺人マシーン」の仲間ではないという意思表示で、

自分の中にある人間性を守る為の戦いでもあったんだと思います。

(同じく大戦中の収容所を扱った映画

”サウルの息子”を思い出しました。)

 

 

http://hitler-hagaki-movie.com/