"Bloody Daughter" ユナイテッドシネマ浦和 | Something Wonderfulな日には

ARGERICH 


「私の母はマルタ・アルゲリッチ
有名なピアニストだ。」



ピアニスト マルタ・アルゲリッチに
娘である監督自身がカメラを向けた
ドキュメンタリー。

2度の離婚と3度の出産を経験した彼女は
母であり、女性である前に
芸術家というか表現者であることを
選んだように見えました。

だからなのか浮世離れしてて
娘よりお母さんのほうが子供の様。
世界最高のピアニストが
鍵盤から離れた時に見せる
人間らしさというのは
娘さんだからこそ撮れた作品ですね。



2人の姉妹、最初の夫との娘と一緒に
草っ原にシーツを広げて
ペディキュアを塗ってるシーンは
母娘というより何故か友人のように見えて
それは彼女の個としてのあり方を見るようでした。



2人目の元旦那さん(スティーブン)がまた子供みたいに
浮世離れしてて、イイんです。
マルタと2人話してるところは、似たもの夫婦って感じで
微笑ましかったです。

argerich

 若い頃の写真を見ると、パティ・スミスの様。
とんがってますねェ。