"A Most Wanted Man" ユナイテッドシネマ浦和 | Something Wonderfulな日には



 
  ドイツ ハンブルグ。
エルベ川から上がってきて街へ消えるフード姿の男。
それをギュンター率いる、テロ防止チームのカメラが
捕らえていた。



"Tinker, Tailor, Soldier, Spy"の作者ジョン・ル・カレ原作の
諜報映画ですが、
”Tinker~"同様 渋い渋い。
M:Iのような派手なドンパチは一切なし
「世界平和」の為 静かに したたか~に
あの手この手で出し抜こうとする大人のドラマ。
じっくり腰をすえて楽しめます。

フィリップ・セイモア・ホフマンの無愛想な表情と
時々見せるチャーミングな顔が
無茶いいです。
"The French Connection"のジーン・ハックマンを
思い出しました。



結局"A Most Wanted Man"は始めから決まっていたのでしょうね。
人がいいだけじゃ世の中渡れないってことですかね。
エンドロールで流れるトム・ウェイツが
ドンピシャでした。



随所で使われる寒色と暖色のコントラストが
すごく象徴的できれいです。