"FRANCES HA" ユーロスペース | Something Wonderfulな日には

 
 

N.Y ブルックリン
バレエカンパニー研修生のフランシスは
親友のソフィーとルームシェアをして暮らしていた。
ある日ソフィーから
トライベッカという今よりお高いところへ
引っ越す話を聞かされる。
住む当てのなくなったフランシスは
ソフィーの男友達の家に転がり込む。



仕事も 恋愛も 楽しいことも 悩み事も
すべてがほどほどに過ぎていく毎日。
その中で、自分の道を失くし
また見つける為に翻弄する様が
ユーモラスに描かれています。

ブレッソンの写真みたいです。
モノクロームの映像と音楽が
街のキツさを、優しい感じにしてくれてました。

”Inside Llewyn Davis"でボブ ディランになれなかった
主人公(その他大勢)のようですが
この作品の違う所は
その中で自分を肯定して
道を見つけたことだなと思いました。



フランシスの
がさつで 行き当たりばったりな所
色々あってもなんか明るい所
時々強がって見せる所
踊りながら歩く所
人間臭くてすごいイイです。
田舎の娘みたいです。



この主人公、やたらめったら走ります。
映画にスティングの娘が出ていることもあって
そのシーンを見てると
”Englishman In NewYork"で
”Gentleman will walk but never run"
と歌っていたのを思い出しました。

でも女子は走る!