札幌市から夏の間、海辺の村へ療養の為やって来た
中学1年生 杏奈。
郵便局から帰りの途中、入り江の先に
古びた洋館を見つける。
そしてその夜、洋館の二階で髪をとかれる
一人の少女を夢に見る。
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美しい怪談でした。
夢とも現ともわからない、杏奈とマーニーのやり取りは
2人どちらの
或いは2人の願いだったのかは分かりませんが
優しくて怖かったです。
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杏奈は言う
「私は私が嫌い」
表に出さなくても
そう思っているのは、この娘だけではないんだろうな。
子供だけではないんだろうな。
それは自分のことを好きになりたいという
思いの裏返しだろうから
そこから変わろうとするなら
むしろいいことなんじゃないかと思う。
でも中学の頃にその答えを出せる子供も
そんなにいないんだろうな。
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中学1年生の杏奈。
スケッチのパースが取れすぎてて
そっちも怖かったです。
(うらやましいぜ)