"Man from Tomorrow"   渋谷Euro Space | Something Wonderfulな日には

M.F.T


テクノミュージシャン、ジェフ・ミルズのドキュメンタリー。
テクノってヒップホップと並んで、ボクには馴染みの薄いジャンルですが。

ドキュメンタリーとありますが、よくあるレコーディングやツアー記録ではなく
彼にとって音楽の意味や
何にインスピレーションを経て、何をイメージしながら作っていくかを
映像に合わせた曲で表現した作品。
だから通常のMVのように、音と映像が途切れることなく続いていきます。

テクノという人工のサウンドと
CGやアニメーションを使わず
実際にあるものを、アナログ的に撮った映像という
あり方として真逆な素材も
表現しようとする「未来」というキーワードで
上手くつながっているように感じました。

ひとつのものが、光と影、上と下、ミクロとマクロで
どんどん別のものに変わって見えるのは
「まだまだ目の前で気づかないことが沢山あるよ」
「世界はどんどん変わっているよ」
と、いわれている様。

インスパイアされるものや、アウトプットは違えど
「何を」「どう」表現するかということは、なんでも同じだなあと
トークショーでの本人の言葉を聞いて、改めて思いましたよ。