"La Vie d'Adèle – chapitres 1 et 2" movixさいたま | Something Wonderfulな日には

Adell


2人の女性が出会い、恋に落ち、別れるまでの物語。

と書いてしまうと、なんともシンプルですが
そういう作品だなと思いました。

特に目立った伏線や仕込みもなく
人の営みとはそういうもの、といわんばかりに
淡々と熱く、話は進みます。
(画質や光の感じもあってドキュメンタリーのようでした。
食べ方や、泣き顔とか、ぐちゃぐちゃな感じに
見覚えありです。)

愛と食のシーンが多かったのは
それこそ、人(フランス人?)にとって
もっとも大事なものだ、という表れなのでしょうか。

動物的な本能に、芸術や哲学が絡むと
人というのは人であって、神様でも動物でもないんだなあ
とか、見ながら考えてました。

常に何かが満たされない不安定な空気の中、物語が進むので、
3時間退屈しない映画です。