まずはαから。

※※※ネタバレ含みますので要注意※※※






予備知識は、YouTubeでサントラの宣伝動画を見たのみ。
だーいしをセンターに、くどぅとりほりほが居た。
くどぅとりほりほがだーいしを取り合うのだと解釈した。
それのみ。
http://twitter.com/gashinn/status/597700679122071552
…非常に淡白な感想。

鑑賞会の始まる前、主催者様が音量などいろいろ設定していた時、流れていたテーマソング的な音楽が気に入った。
ケルト民謡風だ。
世界設定は東欧とかそのへんなのかなー、と少し思った。

鑑賞開始。
事前に主催者様から「参加者の大半がハロプロを全く知らない」と聞いていた。

それだけに、ややチープで学芸会的な舞台セットが気になった。
…ハロのミュージカルが安っぽく見られるのではないだろうか…心配だった。

また、娘。12期メン初めとするハロメン演ずるスワスワもやたらとチープな存在に感じた。
いわゆる「新メンバーだから、とりあえず端役で出しとけ」的な存在。そんな感じ。

…学芸会的に見られたくない。
この時点ではステーシーズ脳な自分自身、そんな否定的思考を胸に抱きながら、スクリーンに見入っていた。

だが、それらは杞憂に終わる。
くどぅの演ずるアサダの存在感、表情が少年を超えて、青年に近い!
数年前は、ステーシーズで「ハムエ」とか、客席に向かって「バーカバーカ」と叫んでいた少女の面影は全く感じられなくなっていた。
歌声にも、以前感じていたハスキー成分がかなり無くなってる!
ハルちゃん…いや、くどぅーは成長したね!

りほりほ演ずるキリ中尉の存在は、ツイッターのタイムラインで名前をちらほら見かけていた。
安定のキリ中尉。
台詞も歌も安心して聞いていられる。

そして、だーいし演ずるサクラ。
これが超ハマり役。
だーいしは普段も愛理とか皆に愛される存在。
綺麗な心の持ち主であるサクラそのモノ!

そんなサクラを、アサダとキリ中尉が取り合う。
それがトライアングルなのね…それにしては、おださく演ずるローズウッドの存在がやたらと纏わり付いてくる。
単なる侍女のはずなのに…でも、おださくが演じてるのだから…何やら怪しいな…

…個人的に映画を鑑賞する時は、序盤の時点で結末を予想する。
それが当たっていれば、ラッキー!てな感じでスッキリする。
全く予想してなかった結末が待っていたり、大どんでん返しがあると、これは参りました的な感じで評価する。

映画にハマるキッカケとなったのは「レオン」
結末を予想して身構える癖が付いてしまったのは「レオン」の影響が大きい。

…そんな訳で、序盤で予想した結末は二つあった。

ひとつは、「いろんな困難があるけど、それらを乗り越えて、サクラはアサダと結ばれる」…サクラの濁りのない笑顔、アサダに対する恋心…それらが成就してほしいといった願望でもある。

結末予想には、もうひとつ保険をかけた。
アサダとキリ中尉がラスト近辺で決闘、相討ちし、それに絶望して命を絶つサクラ。
何故かラストはローズウッドしか居ない…バッドエンド的な結末。
サクラ、アサダ、キリによるトライアングルな筈…でも、話の筋にローズウッドがやたら絡んでくるから、これは油断できないなと身構えていた。

…結末はどちらでもなかった。なんかスッキリしないラスト。悪く言えば、ご都合主義。
αだけ見てたら、きっと消化不良だったはずだ。
βを見て、やっと消化できる。
αとβはそんな関係なので、是非とも両方見ておきたい。
話の大筋に関してはこれくらいにしておこう。

印象に残った点など。
最初は学芸会的に思えた舞台セットやスワスワの存在が、終盤あたりでは良い息抜きになっていた。
話自体は重いので、そのへんでバランスが取れてた。

フクちゃんもハマり役。リボーンが見たくなってくるほどの楊貴妃ぶり。
はるなん、ズッキ、生田の申し訳程度に出ました的なスクリーン演出は要らない。
せっかく全体的な話が流れに乗ったのに、流れを止めている。
無くても困らないかなって感じ。スワスワ居るし。

意外だったのは、高瀬くるみと小片リサの好演。
なかなかやりおる。
特に小片リサはβで活きてくる。
また、ステーシーズDVDでは過剰だったアドリブも、この作品では許せる範囲内。
むしろ、ハロヲタならクスッと笑える程度のアドリブ(?)
心遣いに感謝!
マリア様スワスワはハムが好きだとか、まーちゃんダイスがエメラルドグリーンという単語を発していたり。

あと、特筆すべきは、後半にかけてのキリ中尉の殺陣であったり、最後らへんのスピーチだ。
熱演というか、りほりほはキリになっていた。
ステーシーズでは儚く散るような花的存在を演じていたりほりほ…成長したね!
最後らへんのスピーチではスクリーンを通して、武者震いというか、身震いするほどの気迫が伝わってきた。

そして、他人の心を読めるといったキリ中尉やアサダの演出。
手に触れて、他人の心を読んでいても、全ては読み取らない。
途中で辞めたり、最後の一文字だけ読み取らないといった台本…これは最高にモヤモヤした。
それがラストでもモヤモヤしたままなので、αを見終わって消化不良を起こす。

更に、アサダと結ばれるローズウッドだけど、一生独身のはずでしょ?…なんかローズウッドはアサダとなにかありそうだし…それがラストまで引き摺った。

そして、このローズウッドの謎もβで明らかになっていくといった手法…卑怯だ(笑)
アサダの謎もβに続く的な部分が心をくすぐる。

あと、忘れていけないのは、だーいしサクラの大奮闘。
だーいし自体、歌はそんなに上手ではない方だけど、驚くほど良く声が出ていた。
終盤あたりの歌では、表情、歌声ともに完璧サクラだった。だーいしも頑張った!

そんな感じでαを見終わった。

「なんかラストが軽いなー…でも、だーいしの笑顔に救われた」
無理やり自分を納得させながら、メモ帳に感想を書き殴っていた。


少し休憩を挟んで、βに移行する。

…始まってすぐ、αではキリ中尉の台詞から始まっていたのが、βではアサダの台詞から始まる。
これはアナザーストーリー的な物なんだろうか。
頭の中で「?」が大量発生していく。

事前に主催者様から「種明かし的なものです」と聞いていたのだけど、油断は禁物。
そんな感じで物語は進んでいく。

αでは、ただ手を繋いでいただけの場面に、ローズウッドの心の言葉が重なっていく。
(なるほどー)と心の中で頷きつつも、αでは侍女だったローズウッドの存在がやたらと大きくなっていく。
戸惑いつつも、ストーリーに身を委ねていく。

でも、おださくは只者ではないから身構えてしまう。
ローズウッドは、おださくにしか演じられないと思う。
何故なら、ローズウッドはおださくだから(意味不明)

余談だけど、
以前はFC会員限定ラジオで、毎週おださくの番組を聞いていた。
その番組の冒頭で、おださくはいつもポエムを読んでいた。

http://www.youtube.com/watch?v=CG_WXlPyCBk
http://www.youtube.com/watch?v=0ZTJyyMsmQs
http://www.youtube.com/watch?v=js9fDJDQDz4
http://www.youtube.com/watch?v=hnKi7E4IQhQ

自分の中では、おださく=ポエムだ。

αでは、なんとなーくアサダと最終的に結ばれるローズウッド。
これがβでは、αでは解けなかった謎を解く鍵的存在になった。

αで語られなかったアサダの正体、イオタとゼータの過去も明かされていく。
βの種明かし部分をαに入れる選択もあったのかもしれない。
ただ、αβと分けず、全てをひとつの作品に入れたら、お腹いっぱいになりすぎていた。
αとβに分けたのは、大正解であり、αを見てからのβ、これまた大正解だった。


また、βではローズウッド以外にも、チーク卿とローズウッドの過去についても触れていた。
それにより、自分の中でチーク卿演じる小片リサの見方も変わっていた。
新人ながらも好演。

キリ中尉の出番は少なくなっていたけど、βでも最後のスピーチでは、武者震いというか、身震いした。

サクラはβでも満面の笑みだ。
あの満面の笑みを見ているだけで救われる。

個人的に心残りなのは、スワスワに関して、αとβではどのような相違点があったかという事だ。
そのあたりはもう一度見る機会があるならば、是非とも確認したい。

そして、肝心のβのラストだけど、
サクラとキリ中尉が結ばれ、アサダとローズウッドが結ばれるといったαと同じ結末(だったと思う)

βの結末に関しては、序盤から中盤にかけて、ローズウッドが目立ちすぎていたので、少し違った結末でも良かったかもしれない。

ひとつ気になった事。

αに戻るけど、中盤あたりに「(サクラの)ペットが真っ赤になった」とか「10年前…」とか台詞があったと思う。
それと子守唄との関連性。
αかβか忘れたけど、「(サクラのペット?)の代わりがキリ(?)」みたい台詞もあった。

舞台左側にあった、首輪的な物をかけたサボテンがサクラのペットのお墓?
キリ中尉がペットの代わりになる?だったら、キリ中尉は真っ赤になるの?
そのあたりの謎が頭の中に残っている。

そんなこんなで、αβ両方見て、一番印象に残ったのは、だーいしサクラの笑顔。
αでのキリ中尉の殺陣や、βでのローズウッドの暗躍(笑)も捨て難いけど、
全く期待してなかった、だーいしの演技、歌声が予想よりも遥かに上手くなっていた事が一番の収穫。

http://www.youtube.com/watch?v=X3_vtp3Bvac
演劇女子部ミュージカル『トライアングル』特別告知映像

…今これを見ると、キリ中尉の鋭さに磨きがかかったのがわかるし、何故アサダはサクラを見てないのもわかって震える。


…まだ加筆するかもしれないけど、このあたりでトライアングル感想おわりー