最後の『おにぎり』 | あなたは悪くない

あなたは悪くない

15年以上、人の心と人生について対話する仕事をしています。答えを教えるのではなく、自分自身と向き合い、自分の力で人生を歩いていけるようになることを大切にしています。「あなたは悪くない」という視点から、人間とは何かを一緒に考えています。



最後の『おにぎり』




久しぶりに、実家に帰った。

老いた母が、
久しぶりに、

おにぎりをつくってくれた。


『これが最後の『おにぎり』になるかもしれないからね。笑笑』


そう言って、
『おにぎり』を握ってくれた。


『本当に、そうなるかも知れない。』

そう思った。


だから、

なにも言えなかった。






『おにぎり』は、

いつもと、同じ味がした。



いつもと、同じ味だった。