ラポールを形成することはビジネスの場面で様々なメリットがあります。
【社内コミュニケーションの活性化】
ラポールを形成することで、社内における人間関係を良好に保てるメリットがあります。
たとえば、上司と部下との間に信頼関係がなければ、お互いに本音で話すことは難しいものです。上司は部下に対して指導やアドバイスをしたつもりでも、部下はハラスメントととらえてしまうこともあるでしょう。また、部下から上司に対して意見を伝えようとする場合も、評価に影響したり、上司の機嫌を損ねてしまったりするのではないかと遠慮してしまうことも考えられます。
しかし、ラポールが形成されていれば、上司と部下がお互いを尊重しながら伝えたいことを齟齬なく、本音で話ができるようになります。
【チームでのパフォーマンス向上】
新規事業の創出や業務プロセスの改善など、チーム全体でアイデアを出し合うときに、的はずれな意見ではないかと発言を遠慮してしまうこともあります。しかし、活発にアイデアを出し合わなければ、新規事業や業務プロセスの改善は進みません。
ラポールが形成されている職場では、一人ひとりの社員がお互いの意見を尊重する風土が醸成されるため、多様な意見が出やすくなります。その結果、チームや部署全体のパフォーマンス向上が期待できるでしょう。
【顧客との関係性がより円滑になる】
顧客と営業の方との間でラポールが形成されていれば、顧客の心を開いて本音を引き出すこともできます。そして、顧客が本当に求めていることがわかり、それに合った提案もできるでしょう。
その結果、「この担当者から購入したい」という顧客が増え、業績アップにつながることが期待できます。