バランスド・スコアカードの導入プロセス | ソリューションのおぼえがき

ソリューションのおぼえがき

中小企業を応援するために、経営者と共に元気に戦っています!


正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

バランスド・スコアカード(Balanced Scorecard)を導入する際に、以下の5つのプロセスが重要です。

 

これらのプロセスは、組織がバランスド・スコアカードを効果的に活用し、戦略的目標を達成するためのステップです。

 

①ビジョンの設定:バランスド・スコアカードのプロセスは、まず組織のビジョンとミッションの明確な定義から始まります。組織がどのような方向性を持ち、何を達成しようとしているかを確立します。ビジョンは全てのスコアカード活動の基盤となります。

②戦略の設定:ビジョンをもとに、組織の戦略的目標を設定します。これはビジョンを実現するための具体的なステップや戦略を検討するプロセスであり、長期的な目標や方向性を明示化します。

③KSF(Key Success Factors)の設定:KSFは、戦略的目標を達成するために不可欠な要因や要素を特定するプロセスです。組織が成功するためには、どの要因が最も重要であるかを明確にします。

④KPI(Key Performance Indicators)・KGI(Key Goal Indicators)の設定:KPIとKGIは、戦略的目標の進捗を測定し、評価するための指標です。KPIは具体的な行動やプロセスのパフォーマンスを示し、KGIは戦略的目標の達成度を示します。これらの指標を設定し、定期的に評価することで、進捗を把握し、必要な調整を行います。

⑤アクションプランの設定:最後に、バランスド・スコアカードを実行するための具体的なアクションプランを策定します。戦略的目標を達成するために必要なアクションやプロジェクトを計画し、実行するステップです。アクションプランは、組織内の関係者に責任を割り当て、期限を設定することが含まれます。

 

これらのプロセスを適切に実行することにより、バランスド・スコアカードは組織にとって戦略実行とパフォーマンス評価のための強力なツールとなり、ビジョンから具体的な成果への道を示します。

 

導入の際の留意点として、組織全体へのコミットメントと関与が必要です。また、 適切な指標の選択が成功の鍵です。指標は戦略的目標とつながっており測定可能である必要があります。