「新しい役割」を担うことになった時にどう考えればよいでしょうか。
このような状況を「トランジション(transition)」と捉え、キャリア転機の乗り越え方として、シュロスバーグ博士(N.K.Schlossberg)は4S システムを提案しました。
シュロスバーグは人生をさまざまな転機(トランジション)の連続として捉えるところに特色があります。シュロスバーグのキャリア理論では、転機に際してはそれを見定め、自身のリソース(4S)を点検した上で対処することが求められます。
■キャリア転機の乗り越え方
①転機を見定めます
②Situation状況→Self自己→Support支援→Strategy戦略の流れで点検する
③受け止めて、対処する
転機のタイプはイベント型とノンイベント型に分けられており、
・イベント型は、就職、転職、失業、引越、結婚、出産、病気、親族の死等、予期したこと、期待したことが起きることを示します。
・ノンイベント型は、希望した会社に就職できない、昇進できない、結婚できない、子どもができない等、予期したこと、期待したことが起きないことを示します。
共に転機と捉える点が特徴といえます。