ビジネス環境の変化とともに、個人に求められる能力はより高くなってきています。そのためにも必要な力を自発的かつ戦略的な目線で身につけたいものです。
また、キャリアの型も進化してきているということを理解しておく必要があります。
「一型(イチ型)人材」
一型人材とは、各分野に関する知識は浅いものの、幅広い分野の知識・技術・経験を持つ「ゼネラリスト」です。横棒が知識の広さを表し、一型と呼ばれています。
「I型人材」
I型人材とは、1つの専門分野に関して豊富な知識や能力を有する「スペシャリスト」です。縦棒が専門性の深さを表し、I型人材と呼ばれています。
「T型人材」
T型人材とは、「一型人材」と「I型人材」を組み合わせた人材です。幅広い分野の知識や経験をもちながら、1つの専門分野に対して深い知識や経験を持っています。ビジネス環境がめまぐるしく変化する時代になり、企業の成長には、T型人材のように専門知識を生かして幅広い分野で創造性を発揮できる人材が求められるようになっています。
そのほかにも
「Π型(パイ型)人材」
Π型人材とは、2つの異なる専門分野に精通しながら、幅広い知見も持った人材です。
「H型人材」
H型人材とは、専門分野を持ちながら、他の分野にも理解を示すことができ、2つの専門分野の橋渡し役となれる人材です。
多くの企業がイノベーションを模索しているなかで、異なる分野の掛け合わせを導ける人材は、市場価値がより高まると考えられます。