カウンセリング技法について整理したいと思います。
① マイクロ技法:折衷主義に立つアレン・アイビィが提唱したカウンセリングの教授法と実践法になります。マイクロとは、カウンセリングの技法を小分けしたものになります。どの技法を教える場合でも①まず説明する、②して見せる、③させる、の三段階をふみ、思うように学習が進まない場合は、各段階の技法を「行きつ戻りつ」して学習させ、折衷主義の原理を実践で示しました。
② ヘルピング技法:同じく折衷主義のカーカフが提唱した技法です。「現在地発見」・「目的地発見」・「現在地から目的地への移行」の3つの作業をヘルパーとヘルピーのリレーションで行います。
マイクロ技法が各技法をそのまま細かく手順を並べたことに対し、カーカフは色々な技法を一度融合させてから自分の言葉で再編集したことになります。