カウンセリングの定義と理論体系について整理してみます。
まず、カウンセリングとは・・・・「言語的および非言語的コミュニケーションを通して行動の変容を試みる人間関係である。」と定義してみます。
基礎理論として以下の通りです。
①精神分析理論:幼少期体験と無意識のモチベーションである、「無意識の意識化」が骨子となる理論です。
②自己理論:自己一致により自己概念を変えるロジャースの来談者中心療法が骨子となります。
③行動療法的理論:条件反射理論と試行錯誤理論を統合し、行動は条件付けの結果とする学習理論です。
④特性・因子理論:心理テストを用い、特性(観察し得る反応)と因子(背後にある能力)を個性とみる考え方です。
⑤実存主義的理論:具体的体験、知覚、体感こそが唯一の存在であるとする哲学的アプローチになります。
⑥ゲシュタルト療法:ゲシュタルト形成を通じ、いま・ここにいる自分に気付かせ、人格の統合性を図る治療法です。
⑦交流分析:人間関係における親密さを重視し、構造分析、やりとり分析、脚本分析、時間の構造化などから分析します。
⑧ 論理療法:現象学の視点に立ち、ラショナル・ビリーフ、イラショナル・ビリーフを中心概念とする概念です。
カウンセリング理論については、私もまだまだ知識が浅いために、さらなる実践と研鑽が必要だと感じています。
個別理論についても、さらに背景や手法を学ぶようにいたします。